家の近くにある銭湯に通っています。シャンプー代や水道光熱費が浮くので、「節約」になっていますよね?

AI要約

銭湯を利用することで得られる節約効果について解説します。

自宅で入浴する際の水道代とガス代を比較しました。

光熱費の計算方法と結果について詳しく説明します。

家の近くにある銭湯に通っています。シャンプー代や水道光熱費が浮くので、「節約」になっていますよね?

毎日欠かせないのが入浴タイムです。自宅のお風呂でゆっくり湯船に浸かるのか、それとも銭湯でリフレッシュするのか、人によって好みは分かれるでしょう。銭湯に通うことで得られるメリットにシャンプー代や水道光熱費の節約はあるのでしょうか。

この記事では、銭湯を利用することで得られる節約効果について詳しく解説します。

東京都の銭湯の入浴料金は大人で520円です。では自宅でお風呂に入る際の光熱費はいくらかかるのでしょうか。水道代、ガス代それぞれについて詳しく見ていきましょう。

■水道代

大人1人が十分入れる浴槽にお湯を張る場合、必要な水の量は平均200リットルです。東京都の水道料金について調査したところ、1立方メートル(つまり1000リットル)の水道料金は約147.2円となっています。

これを基に1リットルあたりの水道料金を計算すると、約0.1472円となります。したがって、大人1人が十分に入れる浴槽にお湯を張る場合、必要な水の量が平均200リットルであれば、その水道代は約29.44円です。

次に、シャワーの水量を見ていきましょう。

東京都水道局によると、シャワーを3分間流しっぱなしにした場合の水量は約36リットルです。したがって、10分間シャワーを使った場合の水量は36リットル×(10÷3) =120リットルとなります。

1リットルあたりの水道料金が約0.1472円であると仮定すると、10分間シャワーを使った場合の水道料金は約0.1472円×120リットルで 17.66円となります。

■ガス代

東京ガスによると、200リットルのお湯を沸かす際のガス代は約75円となっています。この計算は以下の条件で行われています。

・水の量:200L

・沸かす前の水温:20℃

・沸かした後の水温:40℃

・従量単価:1㎥当たり180円

・発熱量:1㎥当たり10,750kcal

・熱効率:90%

したがって、大人1人が十分に入れる浴槽にお湯を張る場合、必要な水の量が平均200リットルであれば、そのガス代は約75円となります。1リットルのお湯を沸かすのにかかるガス代は75円÷200リットル=0.375円です。

次に、この単価を10分間のシャワーで使用する120リットルの水量に適用します。つまり、0.375円/リットル×120リットル=45円となります。したがって、10分間シャワーを使った場合のガス代は約45円です。

■自宅で入浴する際の光熱費

自宅で入浴する際の光熱費は表1の通りです。

表1