小さな節約として柔軟剤の使用をやめようと思います。「生乾き」の心配はありますが、特にデメリットはないですよね?

AI要約

柔軟剤の使用をやめることで節約効果が得られるが、臭いや静電気、硬さなどのデメリットもある

節約効果は年間1800円~2400円程度であり、使用頻度や内容量を考慮すると計算可能

柔軟剤を使わない場合、洗濯物に臭いがつきやすくなり、静電気が起こりやすくなる可能性がある

小さな節約として柔軟剤の使用をやめようと思います。「生乾き」の心配はありますが、特にデメリットはないですよね?

日々洗濯をする中で、柔軟剤を使用している人がいるかもしれません。その中で節約のために柔軟剤の使用をやめようと検討しているものの、どのようなデメリットがあるか気になる人もいるでしょう。

今回は柔軟剤の使用をやめることで期待できる節約効果についてまとめました。あわせて、使用をやめることでどのようなデメリットがあるかもご紹介しています。

柔軟剤は、300円~400円ほどで販売されているようです。内容量も500ミリリットル前後と、商品によって数十ミリリットルの差があります。

1回あたりの使用量は、水量30リットルに対して10ミリリットル程度が目安となるようです。500ミリリットルのボトルを購入し、毎回30リットルの水位で洗濯すると仮定した場合は、50回分の洗濯に相当するでしょう。

洗濯の頻度について、マイボイスコム株式会社が実施した調査によると、「ほぼ毎日」もしくは「週4~5日程度」と回答した人の割合が、全体の52.9%を占めていました。このことから、仮に1日1回洗濯した場合は、およそ2ヶ月に1度の頻度で柔軟剤を購入すると想定できるでしょう。

これらの条件を基に計算すると、柔軟剤の使用をやめることで、年間で1800円~2400円程度の節約効果があると考えられます。

柔軟剤の使用をやめることで想定できるデメリットは、以下の3つがあげられます。

・洗濯物からイヤな臭いがする可能性がある

・静電気が起こりやすくなる

・衣類が硬くなる恐れがある

それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。

◆洗濯物からイヤな臭いがする可能性がある

柔軟剤には、衣類に良い香りをつける成分が含まれているようです。そのため、使用をやめてしまうと、洗濯物からイヤな臭いがする可能性がある点に注意しましょう。

特に梅雨で洗濯物が乾きにくい時期や、部屋干しがメインになっている場合は、生乾きの臭いが残ってしまう可能性があります。

◆静電気が起こりやすくなる可能性がある

柔軟剤に含まれる成分には、服の繊維をコーティングするものもあるようです。使用をやめてしまうと繊維のコーティングがなくなってしまい、静電気が起こりやすくなる可能性がある点もデメリットといえます。

また、服の繊維がコーティングされていると、繊維自体に花粉などがつくのを防ぐ効果もあるようです。そのため、花粉症に悩まされている場合などは、症状が出やすくなる可能性がある点にも注意しましょう。

◆衣類が硬くなる恐れがある

柔軟剤を使わずに洗濯をすると、衣類が硬くなってしまう恐れがあります。そのため、手触りや着心地の部分に影響が出るかもしれません。

柔軟剤を使用せずに柔らかな仕上がりを目指す場合は、水を多めにして洗濯するのがよいとされています。衣類の硬さは洗濯物同士がこすれてしまうのが主な原因といわれているため、柔軟剤の使用をやめる場合は一度試してみましょう。

柔軟剤の使用をやめると、年間で1800円~2400円程度の節約効果が期待できます。ただし、使用をやめると洗濯物の臭いや手触りの部分でデメリットを感じるかもしれません。

柔軟剤を使わなくても問題ないかは、人それぞれです。そのため、小さな節約から始めたいと考えている場合は、一度試してみるのもよいでしょう。試したうえで自分に合っているかを判断し、柔軟剤の使用を完全にやめるか決めるのもよいかもしれません。

出典

マイボイスコム株式会社 洗濯機の利用に関するアンケート調査(第9回)(PR TIMES)

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー