食費を少しでも節約したいです。主食を米の代わりにじゃが芋にしたら、節約になるでしょうか?

AI要約

2023年に物価が上昇し、食費を節約したい人が増えている中、主食を別の穀物に変更することが節約効果をもたらす可能性がある。

食費は出費の中で比較的高い割合を占めており、食費の節約を考える人が多い。

最近の傾向として、食費を抑えようとする人が増えており、米の消費量や価格に対する意識も変化している。

食費を少しでも節約したいです。主食を米の代わりにじゃが芋にしたら、節約になるでしょうか?

総務省統計局によれば、2023年は原材料価格の上昇や円安の影響により、「生鮮食品を除く食料」などの物価が上昇したとされています。物価が上昇している中、食費を節約したいと考える人が増えるのは自然なことかもしれません。

節約したいと思いつつ、主食に毎回米袋を購入していませんか。

時々主食を別の穀物に変更してみることが、節約につながる場合があります。この記事では、主食を「じゃが芋」に変更した場合の節約効果を検討します。

厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査の概況」によれば、新規学卒者の賃金は高校で約18万6000円です。出費の中では食費が比較的高い割合を占めていることが分かっています。総務省統計局の2024年4月分「家計調査報告」によれば、エンゲル係数は約26.7%(二人以上の世帯)でした。

食費は固定費ではなく、自分の意思で支払う変動費に分類されます。生活費の節約を考えた人で、まず「食費の節約」を思い付く人は多いのではないでしょうか。

■食費を節約したい人は多い

食費を節約したいと考えている人は、おおむね高い割合で推移しています。

統計局の令和5年版「家計調査報告」によれば、単身世帯の消費支出は1カ月平均16万7620円です。名目では3.6%の増加となっていますが、実質では3年ぶりに0.2%の減少となりました。

減少となったのは、出費を抑えようとする人が増えたからかもしれません。ホットペッパーグルメ外食総研の調査によれば、「最近の物価高で節約志向が高まった人」の割合は計46.1%とのことです。とりわけ節約を意識している出費は「自炊の食材等の費用」で45.0%に上り、1位でした。

農林水産省が令和2年に実施した「米の消費動向に関する調査の結果概要」によると、自身の健康を気にして米の消費量を減らした人もいたようです。また米の価格を「高い」と回答した人も30%いました。米の小売価格を「高い」と回答した人は、2キロ袋と10キロ袋購入者に多いという特徴がありました。

つまり米のイメージ変化や健康志向に伴い、米の消費量は減ることがあります。かといって手軽な量の少ない2キロ袋を購入しようとすると、割高に感じられるようです。

「米の消費動向に関する調査の結果概要」では「ふるさと納税」で米を購入する人が調査時の令和2年とその5年前とで比較して3.5%増加しています。主な理由として「(小売店などの)米が高いから」が挙げられていることからも、米を高い商品であると考える人がいるのが分かります。