ママ友の家の室外機には「日除け」が付けられているそうです。一体どれだけの節約効果があるのでしょうか?

AI要約

エアコンの室外機に日除けを付けることで、電力消費を抑える効果がある。

日除けを設置することで、1時間あたり15.5円の節約が可能であり、1日や1ヶ月でも大きな差を生む。

日除けカバーの種類と価格帯についても紹介しており、様々な選択肢がある。

ママ友の家の室外機には「日除け」が付けられているそうです。一体どれだけの節約効果があるのでしょうか?

夏の猛暑が続く中、エアコンの効率を上げる方法を探している方も多いのではないでしょうか。特に注目されているのが、エアコンの室外機に日除けを付けるという方法です。

実際に、どれほどの節約効果があるのか、具体的なデータと共に詳しく見ていきましょう。

室外機に日除けを付けることで、直射日光を遮断し、室外機の温度上昇を防ぐことができ、結果として、熱交換効率が向上し、エアコンの電気代を抑えることができます。

環境省によると、室外機にブラインドを設置して空気取り入れ口熱交換機を日陰にした場合と、ブラインドなしの場合の表面温度と消費電力は表1の通りです。

表1

出典:環境省「室外機の省エネカバー(TC ユニオン株式会社)の技術概要」より筆者が作成

上記の結果から、温度は約16度、消費電力は約0.5kWの差を確認することができます。夏季に室外機に日除けを設置することで、約20%の電力削減効果が期待できるそうです。1時間当たりのエアコンの電気代の計算式は以下の通りです。

1時間当たりの電気代=消費電力(kW)×電力料金単価(円)×1(時間)

※電力料金単価は31円/kWh(一般社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が改訂した目安単価)で算出します。

当てはめると、電気代の差は以下の通りになります。

0.5kW×31円/kWh×1時間=15.5円

直射日光が当たるのと当たらない場合では、1時間当たり15.5円の電気代の差が生じます。つまり、直射日光が当たる時間帯(10時~15時の5時間)だけでも、1日「77.5円」1ヶ月「2325円」の電気代を抑えることができるのです。

ここでは日除けカバーの種類と価格帯を見ていきましょう。

■屋根タイプの室外機カバー

屋根タイプの室外機カバーは、室外機の上に取り付けて直射日光を防ぎます。比較的簡単に設置できるのが特徴です。Yahoo!ショッピングでは、1244円~7000円の価格帯で購入できます。

■すだれ・シェード

すだれやシェードをひさしとして室外機の周囲に取り付けることで直射日光を遮ります。サイズによっては室外機を広く覆うことができるため、日差しだけでなく視線も妨げる目隠し効果もあります。

ただし、すだれやシェードを室外機の上に直接のせると熱がこもる可能性があるため注意が必要です。また、すだれやシェードは雪の重みに耐えられないため、降雪時には取り外すようにしましょう。

Yahoo!ショッピングでは、680円~5500円の価格帯で購入できます。

■ルーバー(ボックス)タイプの室外機カバー

ルーバー(ボックス)タイプの室外機カバーは、室外機をコの字型に覆って直射日光を遮ります。主に木製やアルミ、ステンレスで作られたものが多いです。日除け効果が高く、目隠し効果も得られます。ただし、室外機全体を囲むことで熱がこもる可能性があるため、ルーバー同士の隙間が広いタイプや、上部と正面のみを覆うタイプがおすすめです。

Yahoo!ショッピングでは、7980円~2万8911円の価格帯で購入できます。