駒村多恵さん 長引く頭痛にミスも連発…不安を抱え頭痛外来へ MRI画像を見た医師の一言

AI要約

頭痛が続く中、初めて頭痛外来を受診する決意をするコマタエ。

検査の結果、頭部に異常はなく、鼻中隔湾曲症による副鼻腔炎が原因であることがわかる。

今後は予防薬を使用しつつ、母との暮らしを大切にしながら健康に気をつけることを決意する。

駒村多恵さん 長引く頭痛にミスも連発…不安を抱え頭痛外来へ MRI画像を見た医師の一言

タレント、アナウンサーとして活躍する“コマタエ”こと駒村多恵さんが、要介護5の実母との2人暮らしをつづります。ポジティブで明るいその考え方が、本人は無意識であるところに暮らしのヒントがあるようです。今回は、続く頭痛に不安を覚え、初めて頭痛外来を受診したときのお話です。

ここ最近、頭痛が続いていました。小学生の頃から頭痛薬を持ち歩く“頭痛持ち”ではありましたが、一か月近く、毎日のように服用するのは初めてです。出演しているNHKあさイチで脳出血の特集をきっかけに気になってきました。放送終了後、雑談の中で「最近頭痛が続いている上にこんなことがあって…」と、いつも送信しているメールアドレスが探せず、気づけば45分も時間が過ぎていたこと。発見できたものの、送っていた添付ファイルが別のもので愕然(がくぜん)としたという出来事を話すと、「それはちょっと病院で診てもらってもいいかもしれませんね…」とみんなから助言されました。以前、謎の湿疹が出たときは、夜間介護に起因する睡眠不足を指摘され、薬の服用と睡眠を見直すことで改善しました。今回もそんなことだろうと思っていましたが、急に心配になってきました。

「何にもなければそれでいいんだから、診てもらってきたら?」と背中を押され、初めて頭痛外来を受診することにしました。最近は検索してそのままネットで初診予約までできるので便利です。診察に備えて頭痛のタイミングやどの部位で起こるのかなどを頭の中で整理し、自分なりに何が原因か思い巡らせます。

天気の変化や寒暖差、肩こり、ホルモンバランス、おなかが空いても頭痛がします。以前、蕁麻疹が出た時のように、隣で寝ている母を気にしての睡眠不足もあるでしょう。他には歯の治療。親知らずに隣接していた奥歯が虫歯になり、抜きづらいからとしばらくそのままにしていたのですが、いよいよ治療開始。神経に近いところで、激痛で眠れないほどでした。あとは、枕。へたってきた気がしていたので新調したものの、買い替える前よりも、起床時に頭痛がすることが増えました。他には、目の疲れ。華丸さんと韓国ドラマについて情報交換しては感想を話す日々で、ドラマ視聴による目の疲れは否めません。

さらに、冷房。私は冷房が苦手で、数年前までは寝室にエアコンを設置していなかったのですが、母の疾患は、熱中症になると大きく悪化すると医師から説明を受けたこともあって、観念して購入。母は寝汗をかきやすいので夜はつけっぱなしです。実は、そのエアコンの位置が問題で、ちょうど私の頭部に風が直撃するのです。模様替えをしてベッドの位置を変えることも考えましたが、母の介護ベッドと車椅子の動線を考えると乗り降りが難しくなってしまいます。仕方なく、就寝用の帽子なるものを購入し、マスクをし、エアコンの風を防ぐため、吹き出し口に厚紙を貼り付けて寝ていました。

このような外的要因か、はたまた頭の中に問題が発生しているのか。ドキドキしながらいざ受診。すぐにMRI撮影を指示され、撮ってみると、結果は、「どこから見ても綺麗です。何の問題もないですね。あ…鼻詰まりがありますか?」

はい、生まれつきの鼻中隔湾曲症による副鼻腔炎です。画像から読み取れたのは、鼻づまり以外は異常なし、でした。ということは、受診の大きなきっかけとなった45分もの間探せなかったメールアドレス。あれは、ただただ寝ぼけていただけだったということか。何にしろ、ホッとしました。

慢性片頭痛とのことで、予防薬なるものを服薬することになりました。通常は他の疾患に使う薬を極少量使うことで予防できるそうで、私は低血圧のため、副作用で血圧が下がるものを避け、てんかんの薬を極少量用いることになりました。片頭痛についてまとめたチラシを読むと、片頭痛の誘発因子は、思い当たることばかりです。母の健康維持は私の健康あってのこと。薬に頼るだけでなく、日常生活から気をつけようと改めて思いました。