大きな差がつく夏休みの過ごし方 ポイントは目標決定や念入りな復習、親も一緒に計画作り 栄光ゼミナール担当者にきく 中高受験動向

AI要約

夏休みは受験生にとって重要な時期であり、勉強計画を立てることが大切です。

具体的な目標やテーマを決め、復習をしっかり行い、毎日コツコツと勉強を続けることが成功の秘訣です。

また、試行錯誤することや保護者と共に勉強計画を立てることも重要です。

大きな差がつく夏休みの過ごし方 ポイントは目標決定や念入りな復習、親も一緒に計画作り 栄光ゼミナール担当者にきく 中高受験動向

「夏は受験の天王山」と呼ばれるほど、受験生にとって夏休みはとても大切な時期です。なぜなら多くの勉強時間が確保できる分、勉強の方法次第で大きな差がついてしまうからです。今回は夏休みの勉強のポイントをいくつかご紹介します。

1つめは目標やテーマを決めることです。算数の計算ミスをなくす!など夏休みに達成する具体的な頑張り目標をかかげ、やる気を維持しましょう。

2つめは復習をしっかり行うことです。復習すべき内容がまとまっている問題集を夏休み中にやり切ることが大切です。さらに間違えた問題を繰り返し練習することで確実に定着させることができます。算数、国語、理科、社会をまんべんなく復習する必要がありますが、特に算数は差がつきやすい科目なので念入りに復習しましょう。

3つめは毎日こつこつ勉強することです。塾の授業や行事、毎日のToDoを書いた予定表を作成し、進み具合に合わせて適宜修正していけば無理なく継続できるはずです。受験生はやるべきことが盛りだくさん。しっかり計画を立てましょう。

4つめは粘り強く考え試行錯誤することです。わからない問題はそのままにしないで質問したり、自分で調べたりしましょう。また、その日学んだことや気になったニュースを調べてわかったことを、家庭で発表するのもよいですね。昨今の中学受験の入試は、資料や図をもとに考える思考力・分析力、さらに記述表現力を強く求められる問題が増えています。問題を解く、解き直す、調べる、質問する、発表するといったこれらの勉強方法を試してみましょう。

5つめは保護者がこのような勉強計画を一緒に立てることです。その後は温かく見守り、時には前向きな声をかけながら大切な夏の勉強をやり遂げましょう。(栄光ゼミナール入試情報センター責任者・藤田利通)