京アニファン「みんなの思い残す場所に」 京都・宇治の公園で一般公開始まる
令和元年7月の京都アニメーション放火殺人事件で36人が死亡、犠牲者を追悼するための碑が公開された。
遺族やファンが出席し、犠牲者をしのぶ式典が行われた。
多くのファンが碑を訪れ、事件を忘れないように願っている。
36人が死亡した令和元年7月の京都アニメーション放火殺人事件を後世に伝えるための碑の一般公開が14日、京都府宇治市の「お茶と宇治のまち歴史公園」で始まり、ファンらが犠牲者を悼んだ。
遺族や京アニ関係者らが出席した式典に続いて碑が一般公開されると、多くのファンが公園を訪れた。京都市伏見区の大学生、藤岡真依子さん(21)は「碑はみんなの思いを残しておく場所になると思う。訪れた人に見てもらい、事件を忘れないようにしてほしい」と犠牲者をしのんだ。
また、大阪府大東市の会社員、野口隆次さん(32)は「今日まで犯人への憎しみがあったが、碑に手を合わせることで、京アニの応援に(気持ちを)切り替えることができた」と前を向いた。(堀口明里)