小2娘の夏休みに「超早期留学」を決断…”大の英語嫌い”だった娘に起きた急激な変化

AI要約

英語嫌いの小学生が海外留学で大きな成長を遂げる姿を描いた体験談。

娘は留学前は英語を拒否し、初日は押し黙っていたが、4週目には友達と会話が成立するまでに成長。

環境変化による日々の学びや自己認識の変化が明確に示されている。

小2娘の夏休みに「超早期留学」を決断…”大の英語嫌い”だった娘に起きた急激な変化

グローバル化する社会で、英語教育のニーズは年々高まりつつあり、その学習方法はさまざまだ。人気英語塾に通ったり、“おうち英語”と呼ばれる自宅での英語学習方法を取り入れたり、あるいはインターナショナルスクールを選択する家庭もある。そして最近では小学生のうちから、夏休みを利用して親子で(あるいは子どもだけで)海外留学に挑戦するケースがあるという。今回は、今回は、Connect Studyの海外留学アドバイザーであり、自身も親子で海外留学を経験した藤 奈津子さんに、小学生の娘さんとの経験を綴っていただく。

藤さんの元夫はカリブ海系カナダ人で、日本人の藤さんとの間に生まれた娘さんは、周りとは異なる肌色と髪質を持っている。自分で周囲と比べ、周りの言葉に傷つき、外見への自己肯定感が極めて低かったという。そういった状況を心配し、また英語嫌いになっていた娘さんのためにも「超早期留学」を選んだ藤さん。カナダでの留学生活はどのようなものだったのだろうかーー。

当時小2の娘は、留学前、英語の絵本の読み聞かせも好きなアニメも英語で見るのは拒否。私が英語で話しかけると必ず返ってくるのは「英語で話さないで!」でした。英語を理解するのも話すのも全くもって難しく、アルファベットさえも満足に読み書きできなかったくらいです。

娘の英語嫌いは相当なもので、カナダの小学校の初日、押し黙って椅子に座っていた様子が脳裏に焼きついています。

ところが。

お迎えの時間に学校から出てきた娘は、初日から「楽しかった」と戸惑いながらも嬉しそうな様子を見せたのです。そして「学校、おもしろい。3回も遊んだよ」と。よし、今ならいけるかも...?と「Was it fun?」と問いかけると、頑なに英語を拒否していた娘が初めて「Yeah」と応答したのです。

たった4文字の「Yeah」でしたが、この言葉を皮切りに、カナダの小学校が始まってからというもの「ママ、これは英語で何て言ったらいい?」と突如にして自発的に学びだすようになったのです。

子どもの力は偉大です。だれも日本語を理解しない環境に置かれると、周りの英語を聞いて、見て、真似ることで、日に日に語彙が増え、英語拒否の娘がわずか1週間で「私も友達と英語で話したい!」に変わり、まさに青天の霹靂でした。

留学4週目頃になると、自分の中の語彙を駆使し、友達と会話が成立するようになり、リスニング力も飛躍的に伸びました。それと共に自己認識も「私は英語が絶対できない」から「私は英語ができる」へと180度変わりました。

娘の日本語力を大切にしたいと思いつつも、激しい英語拒否に悩んでいた私にとって、この成長はとても嬉しいものでした。