若手社員が先輩にジェネレーションギャップを感じる瞬間TOP10

AI要約

若手世代が先輩とのジェネレーションギャップに不満を感じる理由を探る調査結果

価値観の違いによるトラブルや誤解の例、若手世代の意見と先輩の反応について

時代の変化とともに生じる職場での課題と、異なる世代間のコミュニケーションについて

若手社員が先輩にジェネレーションギャップを感じる瞬間TOP10

職場で先輩や後輩にジェネレーションギャップ(年代による価値観の差)を感じたことはありますか? 若手世代は、上司に対して「考え方が古くて合わない…」と不満をもつ人も多いのではないでしょうか。

今回は、株式会社ネクストレベルが社会人経験のある男女564人を対象におこなった調査をもとに、若手世代が先輩に対して「価値観が違う」と感じることについて探っていきます。

若手世代の8割近くが「ある」と回答し、年上の世代とのジェネレーションギャップ(価値観の違い)を感じているようです。

では、実際どんなことにジェネレーションギャップを感じているのでしょうか?

1位:セクハラ・パワハラなど時代錯誤な言動をする

・「『生理痛で休むのは根性がないからだ』とか2人目を妊娠した先輩には『旦那との夜がよっぽど良いんだな』とか言っていた。『昔はこれくらい普通だった』はもう通じない」

・「注意をするときにいちいち人格否定をしてくる」

・「制服の話で男性の前でも平気で、『あなたは胸がないからSサイズでしょ』と言われた時は目が点になった」

ハラスメントまがいな言動に驚きを隠せない若者が続出。「本当にここまで言っているの…?」と現実味を感じない人もいると思いますが、一部の会社ではこれがリアルなよう…。どこからがセクハラ・パワハラという明確な線引きは分からずとも、少なからず今回の3つの意見はその人の尊厳を傷つけていることだと分かりますね。

→いっぽう、先輩の意見は…

・「冗談を言っても冗談と捉えてくれず、真剣に悩んだりしているので気を付けないといけない」

・「若い人は、年上がいう冗談を真に受けがち」

言葉というのは難しいですね…。世の中の多くの先輩世代は、自分の言動がパワハラ・セクハラに値しないか慎重になっているでしょう。ユーモアがあって場が和むようなギャグや冗談なら、ときに職場の雰囲気づくりに役立つ場合もありますが、他人を見下す内容はNG。

2位:飲み会が好き

・「飲み会をすればコミニュケーションが取れていると思っているところがズレている」

・「飲みの場で泥酔することが多く、周りの迷惑を考えずに大きな声を出したりする」

飲みニケーション問題はネットやSNSでもたびたび話題になっています。先輩に限らず、職場の飲み会で泥酔したり、腹を割って話そうとぐいぐい関わったりすると、引いてしまう人もいるでしょう。

3位:根性・ガッツで仕事をしようと(させようと)する

・「精神的に弱っている人や体調が悪い人に対して、『根性が足りない』『仕事で倒れるなら本望』といった言葉をかけていたが、自己犠牲や根性を求める考えは古い」

・「仕事量が多すぎて精神的にやられてきたときに上司に相談すると、『彼女を作って癒してもらえ』や『君のボーナス上がるようにがんばるからそっちもがんばれ』のような根性論で言われて、そういうことじゃないんだよなぁとなった」

・「『大事なのは気合い! 根性! お前には熱いものがないなぁ』と笑われた」

根性論、体育会系。そんな雰囲気が苦手な人も。体調を崩している人に対しての根性論は、たしかに時代錯誤と捉えられる場合があります。

4位:便利なツールを使えない(使わない)

・「インターネット上で提出できる書類を、直接持っていくよう指示を受けた。往復2時間かかるので効率が悪い」

・「歯医者に務めているが、40~50代の先輩は電子カルテをろくに使えない」

デジタルが苦手な人は世代問わずいると思いますが、アナログ世代の一部では、次々と進化していくデジタルツールを使いこなせず、焦りや悩みをもつ人も多そう。

5位:同じ話を平気でする

・「同じ話をし続ける先輩がいるが、自分で自分の話が理解できてないのかな? と少し心配になる」

・「飲みニケーションだか何だか知らないけれど、飲みに行っても同じ話ばかりする」

飲み会で何度も似たような内容を語っているみなさん、周りは聞いてくれていても、もしかしたらウンザリしている可能性があります…。

番外編

・「知らない言葉(チョベリグ、ガビーン、バッチグー)をよく使う」

・「その日の仕事が終わっているのにずっと職場に残り仕事をしている。早く帰ればいいのに」

・「雑談中にスマホのキャリアを聞いたのに機種を答えられて、どう訂正したら失礼じゃないか焦った」

・「ITスキルが低い。ショートカットキーの存在を知らなかったり、印刷の仕方が分からなかったり、今までどのように仕事をしてきたのか謎」

・「パソコンでデータを送っても、印刷して確認している」

昭和言葉、平成言葉…これは「ちょっとなら許して…」と先輩が嘆いていそう…! 若手世代ならではの、痛いところを突く様々な意見がうかがえました。

目まぐるしい時代の変化とともに、仕事への姿勢や価値観は変わってくるもの。もっと言えば、個人ひとりひとりの生きてきた背景というのは異なり、さまざまな価値観をもつ人間がひとつの組織で働くとなれば上手くいかないこともあるでしょう。

若手のみなさんは先輩や上司への不満に対して、ときに寛容になることも大切ですが、「これは違うだろう」と思ったことを意見できるのは、本来的には素晴らしいことなはずです。(Mai)

情報提供元/株式会社ネクストレベル