「暑いからって、あの服装はないよね…」と言われないために。夏の職場ファッション、マナー違反にならない身だしなみのボーダーラインは⁉

AI要約

夏の身だしなみに関する気品を身につけるためのシンプルな教えについて述べられています。職場や公の場での適切な服装や身だしなみについて、清潔感や信頼感を与えるためのポイントが示されています。

ノースリーブや素足、サンダルなどの軽快なファッションも、薄手のジャケットやストッキングを着用するなど工夫することで、適切な身だしなみとして受け入れられます。相手が不快に感じないような配慮が重要であることが強調されています。

特定の場面では、素足での身だしなみは失礼に当たることがあります。クライアントとの面会や和室への訪問などでは、ストッキングやソックスを着用することが求められるため、事前の配慮が必要です。

「暑いからって、あの服装はないよね…」と言われないために。夏の職場ファッション、マナー違反にならない身だしなみのボーダーラインは⁉

もともと自由度の高い女性のファッションですが、職場や公の場でどこまで軽快にして許されるのでしょうか?(一社)日本プロトコール&マナーズ協会松田玲子先生にお聞きしました。

【 気品を身につけるシンプルな教え#96 夏に気になる身だしなみ編 】

暑苦しい夏は快適に過ごしたいものです。とはいえ、職場はあくまで「公」の場です。何を着ても良いというわけにはいきません。

暑い時期は、心がけひとつで相手に清潔感、清涼感、そして信頼感まで与えることもあれば、その逆もあります。身だしなみは、相手目線で整えるものです。相手にどう見えるか(あるいはどう見られたいか)を考え、自分自身のイメージアップにつながる身だしなみを心がけましょう。

ノースリーブなら薄手のジャケットやカーディガンを羽織るなど、肌の露出を調整します。薄手の素材や淡い色みの場合、下着が透けていないか十分注意しましょう。相手が服装のどのような部分に不快と感じるかは、その人の価値観にもよりますが、ポイントは相手を不快にさせないことです。

気温の上昇とともに、「今日は素足にサンダルでいいかな」という気持ちがよぎるかもしれません。そのようなときは、仕事で会うかもしれない相手のことをもう一度考えます。クライアント先に出向くのでしたら、ストッキングを着用し、つま先とかかとの見えない靴を履くのは、働く女性の身だしなみでしょう。

ソファ席では足元も相手の方の目に入りますので、クライアントと面会する時には、夏場と言っても素足ではなくストッキングを着用しましょう。また、靴も目に入りますので靴のお手入れも忘れずに。面会の際にはサンダルを避けたほうが良いですね。

また、和室にあがることもまれにあります。道中は素足にサンダルのスタイルであっても、サッと履けるソックスをバックに用意しておき、玄関先の隅の方でソックスを履いてから上がるようにいたします。例えスリッパを用意されていたとしても、よそのお宅へ素足で上がることは失礼にあたります。素足で出かける時には、万が一を想定して慌てることのないようにバッグにソックスを忍ばせておくとよいでしょう。