特産「南高梅」の梅酒 仕込み始まる 和歌山・海南の酒造会社

AI要約

和歌山県海南市藤白の老舗酒造会社「中野BC」で南高梅を使用した梅酒の初仕込みが行われた。南高梅は不作だが、例年並みの量を確保し、約300トンの梅酒を仕込む予定。新酒「中野梅酒NOUVEAU」は11月末に出荷予定。

契約農家から届けられた大きな南高梅を使用し、梅酒づくりが始まった。ウメの実を水洗いした後、熟成タンクにアルコールや砂糖と共に入れられた。

梅酒杜氏の藤原弘彰は、良質な南高梅を使用して良い梅酒を作りたいと話した。

特産「南高梅」の梅酒 仕込み始まる 和歌山・海南の酒造会社

和歌山県海南市藤白の老舗酒造会社「中野BC」で6日、県内で収穫された「南高梅」を使った梅酒の初仕込みが行われた。今年は南高梅は不作だが、例年並みの量を確保し、今月末までに約300トンの梅酒の仕込みを行う予定という。11月末ごろに新酒「中野梅酒NOUVEAU(ヌーボー)」として出荷する。

この日、みなべ町の契約農家から届けられた大きいもので直径約4センチのウメの実約8・5トンを、職人たちが水洗いしたあと、醸造アルコールや砂糖と水が入った熟成タンク(高さ4・2メートル、直径2・6メートル)に次々と入れた。

同社で梅酒づくりを統括する「梅酒杜氏」の藤原弘彰・製造部課長補佐(48)は「ウメは実太りも良く梅酒に適している。貴重なウメなので、農家の方にも感謝しながら良いものを作りたい」と話した。