スマホが健康保険証に、来春のiPhoneマイナカード搭載後「速やかに開始」--河野大臣

AI要約

デジタル大臣は2025年春を目指し、スマートフォンへのマイナ保険証機能搭載を進める。

医療機関での先行開始を予定し、物理カード不要で保険診療が可能に。

スマホ搭載には顔認証が利用され、マイナンバーカード機能の拡大も検討されている。

スマホが健康保険証に、来春のiPhoneマイナカード搭載後「速やかに開始」--河野大臣

 デジタル大臣を務める河野太郎氏は5月31日、健康保険証機能のスマートフォン搭載について、「(2025年春の早期を予定する)マイナンバーカード機能のiPhoneへの搭載以降、速やかに一部医療機関で先行開始し、順次拡大する」と述べた。

 政府は2024年12月2日に現行の健康保険証を廃止し、マイナンバーカードを用いた「マイナ保険証」に1本化する。このマイナ保険証機能をスマートフォンでも利用可能とすることで、物理的なマイナンバーカードを持ち歩かなくても保険診療を受けられるようにする。

 本人確認は物理カードと同様に顔認証を用いる。なお、現行のマイナ保険証の読み取り機器はスマートフォンの読み取りには対応しておらず、マイナ保険証のスマホ搭載に対応するには、リーダーを外付けするなど新たな対応が必要になる。

 政府はこのほか、各種国家資格証や運転免許証のマイナンバーカード搭載および検討を進めている。将来的に、これらもマイナンバーカード機能を搭載したiPhoneなどで表示できるようになる。