<IFA>「暮らしに溶け込むAI」訴求するサムスン。デジタル機器、映像機器、白物家電にまでAI搭載が進む

AI要約

サムスンはIFA2024での展示内容について報道陣向けにブースを公開した。SmartThingsやGalaxyシリーズ、AI技術を中心に展示され、注目を集めている。

SmartThingsエリアでは、IoT関連やGalaxy Ringなどが紹介されており、日本未発売の製品もアピールされている。Galaxyシリーズの最新デバイスも展示されている。

テレビや映像製品、家電などのエンターテインメント機器も展示。新製品や実際に使えるデモなどが用意されており、注目を集めている。

<IFA>「暮らしに溶け込むAI」訴求するサムスン。デジタル機器、映像機器、白物家電にまでAI搭載が進む

ドイツ・ベルリンで9月6日(現地時間)から開幕する世界最大級のコンシューマーエレクトロニクスショー「IFA2024」。サムスンは正式開幕に先がけ、報道陣向けにブースを公開。プレスカンファレンスで触れたAIへの取り組みをはじめ、同社のソリューションや製品などを体験展示でアピールしている。

サムスンのブースでは、「SmartThings」「Galaxy AI」「AI Experience」といったエリアに分かれてブースを展開。具体的には、SmartThingsを中心としたIoT関連、GalaxyシリーズのスマートフォンやノートPC、テレビを始めとした映像製品、そして白物家電といったものがそれぞれのブースに展開されている。

SmartThingのエリアでは、「プライバシーの保護」「省エネルギー」「シンプルなくらし」「健康の促進」「AIを用いたB2Bソリューション」というテーマごとに分けて展示。この中では日本未発売のスマートリング「Galaxy Ring」もアピールされており、リングが睡眠を検知すると、部屋の電気が消えて空気清浄機が自動でつく、というようなシステムも実現可能だと案内されていた。

隣のエリアでは、Galaxyシリーズの各種デバイスが展開。プレスカンファレンスで発表されたばかりの “AI PC” として、インテルのCore Ultraを搭載する「Galaxy Book5 Pro 360」も早速展示されていた。発表されたばかりのSnapdragon X Plus搭載モデルではなくX Elite搭載の既存モデルではあるが、「Galaxy Book4 Edge」も並ぶ。ほか、スマートフォン「Galaxy Z Fold6」、スマートウォッチ「Galaxy Watch Ultra」などの姿が見られた。

なお、Galaxy Ringはこのエリアにも展示。プレスカンファレンスでもGalaxy Ringに何度か触れており、いかに同社が力を入れているのか、ということが強く感じられた。

会場の一番奥は、テレビをはじめとするエンターテインメント機器のエリア。今年のCESで発表した透明有機EL「Transparent OLED Display」が披露されたほか、8Kテレビの「Neo QLED 8K AI TV」、マイクロLEDディスプレイも案内されている。

IFAに合わせて発表された超単焦点プロジェクター「The Premiere 9」および「The Premiere 7」も、本エリアで実際に映像を投影しているところを体験可能。プレスカンファレンスで発表されたばかりとなる、額縁型スピーカー「Music Frame」と映画『ウィキッド ふたりの魔女』(日本では来年公開予定)とのコラボモデルもアピールされている。

そのほか、「Odyssey Neo」や「Odyssey OLED」をはじめとしたゲーミングディスプレイも展示。白物家電では、ドラム式洗濯機、食洗機、冷蔵庫などにもAIが搭載され、エネルギー消費を削減できることも合わせてアピールされた。