バージンギャラクティック、次世代機を2026年から運用–3日ごとの飛行が可能

AI要約

Virgin Galacticは、2026年に次世代機「デルタ級」の商用運行を開始すると発表した。

デルタ級は、VSS Unityに代わるスペースプレーンで、3日ごとのミッションが可能で年間約125回の宇宙飛行ができるという。

Virgin Galacticは2030年ごろに追加の宇宙船と輸送機を導入し、年間275便で1600人以上を運搬する計画だ。

バージンギャラクティック、次世代機を2026年から運用–3日ごとの飛行が可能

米Virgin Galacticは米国時間8月7日、次世代機「デルタ級(Delta Class)」の商用運行を2026年に開始すると発表した。

 Virgin Galacticは、航空機「VMS Eve」で空中から打ち上げられ、自力で滑走路に帰還できるスペースプレーン「VSS Unity」で準軌道(サブオービタル)飛行サービスを提供、これまでに7回の飛行サービスを実施している。VSS Unityはすでに運用を完了しており、今後はデルタ級に引き継がれる。

 2024年第2四半期(4~6月)の業績発表でVirgin Galacticはアリゾナ州フェニックスにデルタ級の最終組み立て施設の建設が完了したと報告。デルタ級の生産スケジュールは、2026年の商業サービス開始に向けて順調に進んでいると明かした。

 1カ月ごとにミッションを実施したVSS Unityと比較し、デルタ級は3日ごとのミッションが可能で、年間約125回の宇宙飛行で約750人を打ち上げられるという。Virgin Galacticは、2030年ごろにさらに2機の宇宙船と2機目の輸送機を追加する予定で、年間275便で1600人以上を運搬できると見込んでいる。