民間人宇宙飛行「ポラリスドーン」、8月26日に打ち上げ–民間人の宇宙遊泳は史上初

AI要約

SpaceXは、民間宇宙飛行ミッション「Polaris Dawn」を8月26日に打ち上げることを発表した。

このミッションはShift4 PaymentsのCEOであるJared Isaacman氏が資金提供し、Crew Dragonで民間出身の4人が打ち上げられる予定である。

Polaris Dawnは高度700kmの地球周回軌道で飛行し、宇宙遊泳も予定されている史上初のミッションである。

民間人宇宙飛行「ポラリスドーン」、8月26日に打ち上げ–民間人の宇宙遊泳は史上初

Space Exploration Technologies(SpaceX)は民間宇宙飛行ミッション「Polaris Dawn」を米国時間8月26日に打ち上げると発表した。

 Polaris Dawnは、決済サービスを提供する米Shift4 Paymentsの最高経営責任者(CEO)を務めるJared Isaacman氏が資金を提供するミッションで、SpaceXの「Crew Dragon」で民間出身の4人を打ち上げるというものだ。

 Polaris Dawnはもともと2022年打ち上げが予定されていたが、ミッションは度々延期されてきた。国際宇宙ステーション(ISS)の周回軌道よりも高い、高度700kmの地球周回軌道を飛行し、宇宙遊泳(ExtraVehicular Activity:EVA)も予定されている。民間人による宇宙遊泳は史上初。

 搭乗するのは、コマンダー(船長)を務めるIsaacman氏、パイロット(操縦士)のScott Poteet氏(元米空軍中佐)、ミッションスペシャリストであるAnna Menon氏とSarah Gillis氏の4人。Menon氏とGillis氏はSpaceXのエンジニア。Menon氏はミッションのメディカルオフィサーを務める。宇宙遊泳するのはIsaacman氏とGillis氏。

 Polaris Dawnは「Polaris Program」として計画されている一連のミッションのうちの最初のもので、どのミッションでもSpaceXのハードウェアを利用する。Isaacman氏は2021年9月に実施された宇宙飛行ミッション「Inspiration4」でも資金を提供した。