「地下神殿を人力で丁寧に掃除しました」国交省のSNS報告に感謝の声が続出。「大変な作業ありがとう」

AI要約

国土交通省の公式SNSが地下神殿の清掃風景を投稿し、その人力作業に注目が集まっている。

地下神殿は首都圏外郭放水路にあり、地下50mを流れる地下放水路で洪水から首都圏を守る役割を果たしている。

洪水による水の流入や泥の掃除など、地下神殿の維持管理について公開され、作業員の大変さに感謝の声が寄せられている。

「地下神殿を人力で丁寧に掃除しました」国交省のSNS報告に感謝の声が続出。「大変な作業ありがとう」

「地下神殿を人力で丁寧に掃除しました」

こんなメッセージと共に国土交通省の公式SNSが投稿した写真が、3万件以上の「いいね」を集めるなど話題になっています。

国土交通省・江戸川河川事務所の公式アカウント(@mlit_edogawa)は9月11日にX(旧Twitter)を更新。

洪水から首都圏を守るために埼玉県春日部市の地下に建造された「首都圏外郭放水路」。地底50mを流れる世界最大級の地下放水路です。中川、倉松川、大落古利根川といった中小河川が洪水となった時、洪水の一部をゆとりのある江戸川へと流す目的で建造されました。

その一部で地下22メートルにある「調圧水槽」と呼ばれるスペースは、サッカーグラウンドほどの広さがあります。

これは地下水路のトンネルから流れてきた水の勢いを弱め、江戸川へスムーズに流すための施設です。パルテノン神殿のように無数の柱がそびえる様子から“地下神殿”の愛称で親しまれています。今回明らかにされたのは、その「調圧水槽」の清掃風景です。

写真には薄暗い“地下神殿”を掃除する6人の作業員が写っていました。江戸川河川事務所は投稿文で以下のように説明しています。

「先日の台風第10号の影響により地下神殿へ流入した水をポンプで排水した後、底に溜まった泥を人力で丁寧に掃除しました」

作業は施設の維持管理を行う会社によって行われたそうで、この日は通常見学再開のため、再開日当日の午前中に急ピッチで行われたとのこと!

あんなに広い施設も、最後は人力で清掃しているとは……。

「大変な作業ありがとうございます」

「これ、人力だったんだ……」

「頭が下がる思いです」

「人の手が入ってこその地下神殿なんですね」

「どうぞご安全に!」

など、コメントが相次ぎました。

江戸川河川事務所の公式Xでは、9月5日には台風10号による雨で調圧水槽に洪水が流入する様子をタイムラプス動画で投稿しています。地下神殿があっという間に水で埋まる様子は一見の価値ありです。