NTTe-Sports、通信制サポート校を千葉市に開校--eスポーツを通してデジタル人材を育成

AI要約

NTTe-Sportsは2025年に千葉県千葉市に通信制サポート校「NTTe-Sports高等学院」を開校することを発表。

学校ではeスポーツを通じて社会で活躍できる力を育むことが目的で、eスポーツカリキュラムとデジタルスキルが学べる通信制サポート校となる。

校舎は千葉駅徒歩5分に位置し、高性能なゲーミングPCやフレッツ光クロスの通信回線を備え、eスポーツスキルとデジタルスキルを学習する環境を提供する。

NTTe-Sports、通信制サポート校を千葉市に開校--eスポーツを通してデジタル人材を育成

 NTTe-Sportsは7月16日、通信制サポート校「NTTe-Sports高等学院」を、2025年4月に千葉県千葉市に開校すると発表。2024年7月16日から、千葉校第一期生50名の募集を開始する。なお対象は、2025年4月時点で新高校1年生となる人となっている。

 NTTe-Sports高等学院は、eスポーツを通して社会で活躍できる力を育むことを目的として、eスポーツカリキュラムとeスポーツから広がるデジタルスキルが学べる通信制サポート校となっている。

 これまで同社では全国の高校に対して、eスポーツ部活動の立ち上げ支援やeスポーツのスキルアップおよびデジタル人材育成カリキュラムの提供、NASEF JAPAN全日本高校eスポーツ選手権をはじめとしたeスポーツイベントの開催など、地域の未来を担う人材づくりに焦点を当てた事業を推進。eスポーツをきっかけに学生たちがひとつになる姿や、デジタルスキルを楽しく吸収している光景から、教育分野におけるeスポーツの可能性や価値を再認識しているという。このような背景から、これまでの支援からより踏み込んだ教育事業として、通信制サポート校の開校に至ったという。

 NTTe-Sports高等学院では、生徒が通いやすい、通いたくなる環境づくりとして、千葉駅徒歩5分のネクストサイト千葉ビル内に校舎を構え、進路につながるカリキュラム設計や進学・就職への支援を行っていく。校舎には高性能なゲーミングPCや周辺デバイスを完備し、通信回線はNTT東日本が提供するフレッツ光クロスを使用することで、生徒・先生がeスポーツやデジタルスキル学習に専念できる学びの空間を提供するという。

 現在のeスポーツはPCでプレイすることが主流となっているため、eスポーツプレイヤーはPC知識やICT技術に対する抵抗感が少なく、デジタルスキルを学ぶ素養があるとし、eスポーツを通して段階的にデジタルスキルが身に付くプログラムを提供することで、eスポーツスキルとデジタルスキルの両面を学ぶことができるとしている。

 eスポーツスキルアップカリキュラムは、東京大学eスポーツサークル(UTeS)との共同開発による体系的なスキルアップカリキュラムをラインアップ。ビジネスカリキュラムは、NASEF JAPAN全日本高校eスポーツ選手権をはじめとした各種イベント開催実績を踏まえたイベント企画カリキュラムをはじめ、NTTe-Sportsが出版し、各種高校や専門学校でも利用されている「eスポーツ学習 ビジネス基礎」、「eスポーツ学習 コミュニケーション基礎」を教材とした、eスポーツビジネス講座などのカリキュラムをラインアップする。

 またYouTube配信講座や、自らゲームのマップ作製を行える講座、NTTグループのノウハウが学べるICT講座など、eスポーツと親和性の高いデジタルスキル学習を用意。NASEF JAPAN全日本高校eスポーツ選手権をはじめとしたeスポーツイベントの運営体験や、アグリテック体験、ドローンビジネス・操縦体験などのNTT東日本のグループ各社と連携した職業体験のほか、基本情報技術者資格の取得支援、プログラミングやウェブデザインなどのスキル習熟支援など、生徒の個性に合わせたサポートを実施するなど、デジタルスキル学習や未来の可能性を広げる活動も用意されている。

 なお開校にあたっては、学校法人中央国際学園 中央国際高等学校を設置・運営しているディー・エヌ・ケー(DNK)と連携を行うことで、高卒資格取得や勉学をサポート。eスポーツを高校生活の中心にすえた学びを提供し、楽しみながら社会で必要なスキルを育み、地域で活躍できるDX人材を育成し、持続的な地域の発展に貢献していくとしている。

ニュースリリース

「NTTe-Sports高等学院」