Fireblocks、「グローバル・カストディアン・パートナー」にSBI出資のゾディアや野村のコマイヌらが参加

AI要約

Fireblocksが初の規制認可デジタル資産カストディアンのグローバルネットワークに5社参加

参加した企業にはSCBのベンチャー投資ユニットや野村證券などが含まれる

プログラムによりファイアブロックスの顧客は認可済みカストディアンのソリューションを利用可能に

Fireblocks、「グローバル・カストディアン・パートナー」にSBI出資のゾディアや野村のコマイヌらが参加

米Fireblocks(ファイアブロックス)が、規制認可されたデジタル資産カストディアンによるグローバルネットワーク「Fireblocks Global Custodian Partner Program(ファイアブロックス・グローバル・カストディアン・パートナープログラム)」に参加した、初のパートナー5社を7月11日発表した。

同プログラムに参加したのは、CloudTech Group(クラウドテックグループ)、Zodia Custody(ゾディアカストディ)、Zerocap(ゼロキャップ)、Rakkar(ラッカー)、Komainu(コマイヌ)といったカストディサービスを提供する企業だ。

なおゾディアカストディは、英スタンダードチャータード銀行(Standard Chartered Bank:SCB)のベンチャー投資&インキュベーションユニットであるエスシーベンチャーズ(SC Ventures)と米大手資産運用会社ノーザントラスト(Northern Trust)が設立した企業。昨年SBIホールディングスが出資している。

またコマイヌは、野村證券、コインシェアーズ、デジタル資産セキュリティ会社Ledger(レジャー)の3社によって2018年に設立されたジョイントベンチャー(JV)だ。日本企業からは野村総合研究所(NRI)やクリプトガレージも出資している。

「ファイアブロックス・グローバル・カストディアン・パートナープログラム」によりファイアブロックスの顧客は、同社プラットフォーム上でデジタル資産の運用をシームレスに管理しながら、認可済みのデジタル資産カストディアンに接続可能になる。

ファイアブロックスのネットワーク上に構築された、流動性プール、取引所、オン/オフランプ、ステーキングといったサービスだけでなく、対象国でライセンスを受けたカストディアンへの単一のアクセスポイントとしてファイアブロックスのインフラが使用可能になるとのことだ。

具体的には、ファイアブロックスの顧客であれば、同プログラムに参加している規制認可済みカストディアンによるソリューションが利用可能になるというわけだ。

なお同プログラムは、今年5月に開始されており、今回が同プログラムへ初めて参加した企業が公開されたことになる。

ファイアブロックスの発表によると今後数か月以内に、次の地域を含むファイアブロックスのソリューションを活用した、現地の認可を受けたカストデパートナーとつながれるようになるとのことだ。

対象地域:米国、英国、豪州、シンガポール、香港、タイ、アイルランド、ルクセンブルク、ニュージーランド、日本、アラブ首長国連邦(UAE)