iDeCo加入率は約2割、掛金の平均額は約2万円。9割弱の人がNISAと併用【オカネコ調べ】

AI要約

国内最大級の家計診断・相談サービス「オカネコ」が実施した『オカネコ iDeCoの利用意向調査』の結果によると、iDeCo(個人型確定拠出年金)の加入率や拠出額などが明らかになった。

調査結果によると、iDeCoに加入している人の割合や拠出額、運用商品などに関するデータが提示されており、検討者やNISAとの併用状況も示されている。

iDeCo加入検討者の動向や増額に関する意識なども明らかになっており、今後のiDeCo利用の展望を示唆している。

iDeCo加入率は約2割、掛金の平均額は約2万円。9割弱の人がNISAと併用【オカネコ調べ】

400F(フォーハンドレッド・エフ)が運営する国内最大級の家計診断・相談サービス「オカネコ」は、『オカネコ iDeCoの利用意向調査』を実施した。iDeCo(個人型確定拠出年金)に関して、利用率の実態や拠出額などを調べている。

 

まず、iDeCo(個人型確定拠出年金)に加入しているかを聞くと、加入者23.3%、加入検討者10.4%となった。また、職業別では「公務員」の加入率が最も高かった。

毎月の掛け金を聞くと、平均拠出額は約20,101円となり、「1万円以上2万円未満」が40.5%、「2万円以上3万円未満」が33.8%となった。職業別の平均額では「自営業/個人事業/自由業」が約28,036円で最も高かった。

また、現在NISAを利用しているかという質問では、86.8%の人が「利用している」と回答。NISAとiDeCoを併用して運用している人が多数派となった。

 

続いて、iDeCo加入者に対し申し込んだ際の方法を聞くと、金融機関のオンラインサイトが85.6%と圧倒的。インターネットで情報収集し、オンラインで加入するという人が多いようだった。

現在の運用商品としては、投資信託が88.3%、定期預金・保険が18.7%という結果に。選択ファンド分類は、海外株式が70.0%、国内株式が32.2%、国内外株式が23.8%で、海外株式の人気の高さがうかがえた。

 

iDeCo加入検討者に対し、自身の状況として当てはまるものを聞くと、「気軽に相談できる相手やサポートしてくれる人がいない」「何から始めればいいかわからない」が43.5%で同率1位に。「スムーズに情報を収集し検討を進めている」という人は17.4%にとどまった。

また、「2024年12月から一部の方(公務員やDBなど他制度に加入している会社員の方)のiDeCoの掛金拠出限度額が20,000円に増額されること」を知っているかを聞くと、認知度は27.0%となった。検討状況としては、合計で61.9%の人が「増額を検討している」と回答しており、中でも6,000円以上の増額を検討している人は半数を超えていた。