H3ロケット3号機、本日(7月1日)昼12時6分に打ち上げ–ライブ配信あり

AI要約

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月1日、H3ロケット3号機を打ち上げる。打ち上げはYouTubeでライブ配信される。

H3ロケット3号機は320億円かけて先進レーダー衛星「だいち4号」(ALOS-4)を搭載して打ち上げられる。

ALOS-4はALOS-2の後継で、合成開口レーダーを搭載し、夜間や雨天時の地上観測が可能。ALOS-4では1度の観測範囲を広げ、広域災害時の有用性が期待されている。

H3ロケット3号機、本日(7月1日)昼12時6分に打ち上げ–ライブ配信あり

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月1日昼12時6分、H3ロケット3号機を打ち上げる。打ち上げの模様はYouTubeでライブ配信される。

 H3ロケット3号機は、総開発費が320億円の先進レーダー衛星「だいち4号」(ALOS-4)を搭載して打ち上げられる。

 ALOS-4は現在稼働しているALOS-2の後継だ。特徴は「合成開口レーダー(SAR)」を搭載する点で、宇宙から地上に電波を照射し、その反射で地表の様子を観測するため、夜間や雨天時も地上を撮像できる。

 ALOS-4ではALOS-2の3m分解能を維持しつつ、1度に観測できる幅を50kmから200kmに拡大した。その結果、ALOS-2では1度の観測で東京湾の周辺しか撮像できなかったが、ALOS-4では関東平野全体を一度に収められるようになった。こうした特徴は広域災害時に威力を発揮すると期待されている。