今年の夏は猛暑リスク大、太平洋高気圧とチベット高気圧が日本上空で重なる可能性

AI要約

気象庁が7~9月の3か月予報を発表。太平洋高気圧により猛暑リスクが高まるため、熱中症対策が必要。

平均気温が平年より高くなる確率が高く、降水量は地域によって変動。南米ペルー沖でラニーニャ現象の発生が見込まれる。

太平洋高気圧とチベット高気圧の影響で空気が暖かくなりやすい状況になる可能性。

 気象庁は25日、7~9月の3か月予報を発表した。太平洋高気圧などの張り出しが強まる影響で、平年より猛暑のリスクが高まる見通しで、熱中症対策の徹底を呼びかけている。

 同庁によると、平均気温が平年より高くなる確率は、北日本50%、東・西日本60%、沖縄・奄美70%。降水量は、西日本で平年並みか多く、北・東日本は平年並み。

 南米ペルー沖で夏から秋にかけて、赤道付近の海面水温が基準より低くなる「ラニーニャ現象」の発生が見込まれている。その影響で、太平洋高気圧の北西への張り出しと、中国大陸からチベット高気圧の北東への張り出しがそれぞれ強まり、日本上空で二つが重なる可能性があるという。背が高い高気圧になると、空気が暖かくなりやすい。