今年はどれくらい暑くなる? 2024年の夏の気温見込み

AI要約

2023年7月の猛暑を経験した人々が、2024年の夏の気温について気になっている。

気象庁によると、2024年の夏は全国的に高い気温が見込まれており、月ごとの予想も提示されている。

エルニーニョ現象の影響や春の高温、2024年の夏の暑さが「観測史上1位の暑さ」になる可能性もある。

今年はどれくらい暑くなる? 2024年の夏の気温見込み

 夏の暑さを感じる今日この頃。街ゆく人のファッションにも変化が見られ、半袖・半ズボンなどの涼しさを求めた服装をしている人が増えてきました。

 昨年度の2023年7月、全国の平均気温は平年と比べ1度以上高くなり、気象庁が統計を取り始めてから最も暑い7月であったとされています。実際にこの暑さを体験し、今年の夏の気温について気になっている人も多いでしょう。

 2024年もあの猛暑が再来するのではないか...と危惧してしまいますが、実際、2024年夏の気温はどのような見込となっているのでしょうか。

 気象庁によると、6~8月にかけての3ヶ月の気温は全国的に高い見込みであり、北日本、東日本、西日本の全てにおいて平均気温が高くなるとのこと。

 月別の詳しい見込みを見ていくと、6月後半は北日本と東日本、日本海側で、曇りや雨の日が多くなるとのことでした。

 また7月は、北日本と東日本、日本海側で引き続き曇りや雨の日が多く、東日本太平洋側と西日本では前半に曇りや雨の日が多くなりますが、後半は晴れの日が多くなるとのこと。そして8月は北日本では天気が数日の周期で変わり、東日本、西日本、沖縄・奄美では晴れの日が多くなると予想されています。

 なお春までのエルニーニョ現象の影響などもあり、大気全体の温度がかなり高いとされています。エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象のことです。

 数年おきに発生するとされており、2023年の春から続いていましたが、終息したと気象庁より発表されました。エルニーニョ現象が終息すると、太平洋高気圧の張り出しが強まることで、暖かく湿った空気が流れ込みやすくなるとされています。これも、気温が高くなるひとつの要因であるといえるでしょう。

 ちなみに今年の4月は全国的にかなり気温が高く、北日本、東日本、沖縄・奄美では統計開始以降、4月として1位となる高温となっていました。そして2024年の夏は「観測史上1位の暑さ」になると言われており、昨年2023年度を上回る暑さになる可能性があるとされています。