米議員団、バイデン大統領にナイジェリアで拘束されているバイナンス幹部の救出を求める

AI要約

アメリカの議員のグループが、ナイジェリアで3カ月近く拘束されているバイナンス(Binance)幹部のティグラン・ガンバリャン氏の解放を求める書簡をジョー・バイデン大統領に送った。

ガンバリャン氏の安全と健康を心配する議員達は、迅速な行動が不可欠であり、アメリカに連れ戻すよう強く要請している。

ガンバリャン氏と同僚のアンジャルワラ氏はナイジェリアで拘束され、マネーロンダリングと脱税の容疑で起訴されている。

米議員団、バイデン大統領にナイジェリアで拘束されているバイナンス幹部の救出を求める

アメリカの議員のグループが、ジョー・バイデン( Joe Biden)大統領に対し、ナイジェリアで3カ月近く拘束されているバイナンス(Binance)幹部のティグラン・ガンバリャン(Tigran Gambaryan)氏の解放を働きかけるよう求めた。

下院外交委員会のマイケル・マコール(Michael McCaul)委員長(共和党、テキサス州選出)は、他の11人の議員とともにジョー・バイデン大統領、アントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官、ロジャー・D・カーステンス(Roger D. Carstens)人質問題大統領特使に書簡を送った。

この書簡の中で、彼らは大統領に対し、ガンバリャン氏の事件を人質事件として扱い、彼をアメリカに連れ戻すよう強く要請した。ガンバリャン氏はアメリカ市民であり、バイナンスのコンプライアンス責任者だ。

「我々は彼の命が心配だ。彼の安全を確保し、命を救うためには、即座の行動が不可欠だと考える。手遅れになる前に、迅速に行動しなければいけない」と彼らは述べている。

ガンバリャン氏と同社の幹部ナディーム・アンジャルワラ(Nadeem Anjarwalla)氏は、ナイジェリア政府から暗号資産(仮想通貨)取引所の問題の解決を依頼された後、同国当局に拘束された。アンジャルワラ氏は脱走に成功したが、ガンバリャン氏はすでに3カ月近くナイジェリアに拘束されている。

ガンバリャン氏の家族によると、彼は体調を崩しており、マラリアに罹患している可能性もあるという。彼は5月24日にナイジェリアの裁判所内で倒れたという。

バイナンスとガンバリャン氏はナイジェリアで、マネーロンダリングと脱税の容疑で起訴されている。

|翻訳:CoinDesk JAPAN|編集:井上俊彦|画像:Shutterstock/Consensus|原文:U.S. Lawmakers Push Biden to Bring Back Detained Binance Exec Tigran Gambaryan From Nigeria