"最強女王"大坂なおみ、出産後は「世界ランク99位」にまで落ち込み...。その要因を赤裸々に告白

AI要約

大坂なおみ選手がオリンピック後の心境を赤裸々に綴る。

出産後の感覚や自身の調子の違いに苦しむ大坂選手。

大坂選手が復帰への努力と娘へのメッセージを語る。

ラッパーで恋人のコーデーとの間に第一子の女の子を出産し、2024年のオリンピックでコートに復帰した大坂なおみ選手。女子シングルスで出場し、第一ラウンドで敗退となってしまった彼女は8月13日、インスタグラムで今の心境を赤裸々に綴った。

大坂選手は今、ゲーム時の感覚と自分の体が以前のようにリンクしなくなったことを告白。さらに、出産の影響を感じると弱さを曝け出した発言をインスタグラムに投稿した。

「今の私の最大の問題は、自分の体が自分のものではない感じがすること。ミスするはずのないボールをミスしたり、以前ほど強くボールを打てなかったり、奇妙な感覚。『大丈夫、これをやり終えて、前に進もう』と自分に言い聞かせようとするけど、精神的にとても消耗する。いったい、どうなってるの?!?!、という心の叫びが聞こえる」

グランドスラムで4度の優勝経験を持つ大坂は1月に試合に復帰したが、以前のレベルになかなか戻れず、現在は世界ランク99位。今週月曜には、シンシナティ・オープンの2回戦でアシュリン・クルーガーに敗れた。

大坂は今年、何試合かに出場したが、自分本来の調子ではなく、自分の体ではない感じがするのは、これまでプレーしていたコートとは違うことも含め、「移行期の単なる一時期な局面」であることを願っていると説明。

この状態は「出産後の感覚」としか例えられないと彼女。「それが怖い。私は3歳からテニスをやっているから、ラケットが自分の手の延長のように感じられるべき。なのに、全てが全く新しい感覚になるのが理解できない。呼吸するように簡単なことのはずなのに、違う。今までそんなことを考えたこともなかった」

大坂は、以前のようなプレーをし、本来の自分の感覚を取り戻す努力をすると誓って、投稿を締めくくった。「私は娘に努力と忍耐力で多くのことを成し遂げられると教えたい。スターを目指し、自分の夢は大き過ぎるとは決して思ってほしくない。人生に確実なことはないけれど、私はできる限り努力し、最後までベストを尽くすことを約束する。ニューヨークで会いましょう」

大坂は今月26日からニューヨークで始まる全米オープンに出場する。