【光る君へ】吉田羊が感じた詮子にとっての道長「彼女の生きる支え」

AI要約

吉田羊がNHK大河ドラマ『光る君へ』で藤原詮子役を演じ切った感想を語った。

詮子の人生や役柄について想いを語り、政治家としての彼女の可能性について考察した。

弟・道長についても言及し、彼女の支えとしての存在や道長の変化についての見解を述べた。

【光る君へ】吉田羊が感じた詮子にとっての道長「彼女の生きる支え」

 俳優・吉田羊が28日、藤原詮子役で出演するNHK大河ドラマ『光る君へ』(日曜午後8時)について、この日放送された第29回で詮子を演じ切った感想を同ドラマの公式ホームページの企画「君かたり」で明かした。同企画は注目シーンなどを撮り終えたキャストが現場で撮影シーンや演じる人物への思いを語る企画。

 まず詮子を演じ切った感想からコメントした。

「私は彼女の人生の暗い部分とか孤独な部分をすくい取ってしまったので、本来の詮子さんはもっと政治に意欲的で父への反骨心をモチベーションにもっと強い人だったのかなとかって、やらなかったことをいろいろ想像しては、もっと違う人になれたかな、なんて思うところもありますけど、でも、彼女のせりふにもあるように、その時、その時で彼女が大事にしてきたものを失いながら生きてきて、でも最終的に彼女に残されたのが藤原家という家柄で、それを守るという使命感をもって、それをモチベーションに彼女が生きられたらとしたら、政治家・藤原詮子としてはいい人生だったのかなと思いたいです」

 弟・道長についても言及。

「貴族に生まれた女性の悲しき宿命みたいなものを理解してくれている存在だったので、やはり兄弟の中でも特別でしたし、彼女の生きる支えというか、そういう存在だったかなと思いますね。2人で話すシーンがありましたが、道長が政治の世界に深く足を踏み入れて変わりゆくターニングポイントになるシーンだったんですよね。そこで、これまでの道長のままでは甘いよと、これからあなたは変わっていかなければならないよと、姉なりのムチで送り出したシーンだったので、そこが道長の変わりゆく節目だったのかなと思いつつ、でも、ままならない政の中にあっても彼本来がもともと持っている優しさとか人間性みたいなものが政に反映されて、それが民衆に歓迎されて、いい国づくりができるようになっていてくれよと願うところはあります」