【光る君へ】佐々木蔵之介が感じた宣孝のまひろへの愛「本当に惚れきっていた」

AI要約

佐々木蔵之介がNHK大河ドラマ『光る君へ』で演じた藤原宣孝の最期について語る。

宣孝はまひろからたくさんのものを受け取り、最後まで彼女を愛していた。

宣孝が娘の賢子に対する思いや、家族の絆についても触れる。

【光る君へ】佐々木蔵之介が感じた宣孝のまひろへの愛「本当に惚れきっていた」

 俳優・佐々木蔵之介が28日、主人公・まひろ(吉高由里子)の夫・藤原宣孝役で出演するNHK大河ドラマ『光る君へ』(日曜午後8時)について、この日放送された第29回で宣孝が最期を迎えた感想を同ドラマの公式ホームページの企画「君かたり」で明かした。同企画は注目シーンなどを撮り終えたキャストが現場で撮影シーンや演じる人物への思いを語る企画。

「結局、まひろからいろんな物を頂いてばかりだなって……いろんなことを最後まで頂いてばっかりだけど、賢子を命名することができたという、そして、多分、彼は天寿を全うできたなって。途中で折れたわけでなく天寿を全うして亡くなったなって。まだ未来はあったかもしれないけど、その未来の種さえも今、持ったまま何かが尽きたとか枯れたではなく、そのままいけたなっていうふうに思っております」

 まひろについても言及した。

「彼女といると未来が見えるとか違うものを自分が感じることができる。もっと先を知りたいと言っているのと近いところを彼女に対して思ったのかなと思って。でも本当に好きだったというか『俺は惚れきっておるゆえどこにも行かぬ』と、本当に惚れきっていたのだと思います。惚れきっていないと、あれだけの土産をいつもいつもあっちこっちで、あそこまで買ってこないと思うんですね。本当にちゃんと土産を買ってくるというのは、本当に惚れきっていたんだと思っています。まあ、結婚したては『すべておまえを受け入れる……丸ごと受け入れる』と。『私は不実な女です』と言うまひろにも『いや、それもお互いさまである。それも含めておまえのことを受け入れる』と言ったけど、結婚した後はお互いが嫉妬しあったりとか何かしあったりして、となるけど、それはそれなんですけど、本当に子どもができたというところも含めて、そこからはもう結婚前と後は違うんですけど、すごく愛していたんだなと思いますね。妻のことを」

 娘・賢子についてはどんな思いだろう。

「僕とまひろの絆をもっと強めてくれた子だなって、むしろそちらに感じましたね。自分でこの子を産めなかったかもしれないけど、2人の間の子としてもうけることができたということを宣孝は考えたのではないだろうかなと。本当によく分かっている人で、だから『この子はわしに福を呼んでくれる子やもしれん』とまで言っていますから。実際にそうであったし、この子を慈しむことがこの家族であり、いろんなことにおいて非常によくなっていくことは分かっていたし、自分では得られなかった子だったと思うので、そういうふうな考え方をしております」