シウマイの崎陽軒と神奈川県警がコラボ 限定「ポリスひょうちゃん」

AI要約

神奈川県内での二輪車事故が全国平均を上回ることから、県警が事故防止を重点課題にしている。

崎陽軒が県警とコラボしたシウマイを発売し、交通安全のメッセージを伝えている。

タレント南明奈さんが鶴見署長に任命され、交通安全の啓発活動に参加している。

シウマイの崎陽軒と神奈川県警がコラボ 限定「ポリスひょうちゃん」

 秋の全国交通安全運動が21日始まった。神奈川県内では昨年、交通事故死者のうち二輪車乗車中が35.7%と全国平均(20.1%)を大きく上回っており、県警は二輪車の事故防止を重点課題にあげている。

 崎陽軒(横浜市)は同日、県警とコラボした「神奈川県警察×崎陽軒 昔ながらのシウマイ 15個入り」(税込み660円)を発売した。交通安全のメッセージを箱に記載し、しょうゆ入れの「ひょうちゃん」が白バイや停止旗などをデザインした「ポリスひょうちゃん」の絵柄に。販売は10月20日までで、なくなり次第終了。

 発売に先立つ20日には同社の公式キャラクターのひょうちゃんが一日交通安全広報大使に委嘱され、横浜駅東口で買い物客らに「みんなが事故に遭わないようにがんばる」と宣言した。倉林徹・県警交通部長は「白バイの制服姿のひょうちゃんとコラボして交通安全の情報発信を加速したい」。

 21日には横浜市鶴見区出身のタレント南明奈さんが一日鶴見署長に任命された。JR鶴見駅前で「生まれ育った鶴見の署長になれてうれしい。さらに安全安心な街になれば」とあいさつ。子どもたちに「自転車に乗るときはヘルメットをかぶってね」などと呼びかけた。

 県内では今年、前年より1人少ない73人が交通事故で亡くなっている(19日現在)。(村上潤治)