「交通安全心がけて」 さいたま市在住の演歌歌手和田青児さんが一日署長 商業施設で参加者に呼びかけ スペシャルライブも実施

AI要約

埼玉県警大宮東署が秋の全国交通安全運動の出発式を行った。

演歌歌手の和田青児さんを一日警察署長に委嘱し、交通安全を呼びかけた。

参加者に事故防止アイテムを配布し、交通事故を減らす取り組みを強化している。

「交通安全心がけて」 さいたま市在住の演歌歌手和田青児さんが一日署長 商業施設で参加者に呼びかけ スペシャルライブも実施

 21日から始まる秋の全国交通安全運動を前に、埼玉県警大宮東署は14日、管内の商業施設「パトリア東大宮」(さいたま市見沼区)で出発式を行った。さいたま市在住で演歌歌手の和田青児さん(55)を一日警察署長に委嘱し、参加者らに交通安全を呼びかけた。

 和田さんは演歌歌手の北島三郎さんの元で自身の歌声を磨きデビュー。日本レコード大賞新人賞に輝くなどの実績がある。後半にはスペシャルライブも行われ、参加者らに「交通安全に心がけながら生活しましょう」と呼びかけた。また、式典前後には、同署員らが参加者に手拭いやペットボトルカバーなどを手渡し事故防止を訴えた。

 同署管内の8月末時点での人身交通事故は、前年同期と比較して40件減少。一方で、4月と8月には死亡ひき逃げ事件が発生した。同署の西脇大輔署長は、地域住民の一人一人が交通事故を起こさない、遭わないという意思を強く持つことが重要とした上で「行政、交通安全協会などの関係機関と一丸となって対策を推進していく」と力を込めた。