日米、今後も国際秩序の中核 大統領私邸で首脳会談

AI要約

岸田首相がバイデン大統領と会談し、日米同盟の重要性を確認

バイデン氏が岸田首相の指導力を称賛し、安全保障分野の日米協力を強化

中国の東・南シナ海での活動に対処し、台湾海峡の平和と安定を重視

 【ウィルミントン時事】米国を訪問中の岸田文雄首相は21日午前(日本時間22日未明)、バイデン大統領と東部デラウェア州ウィルミントンの同氏の私邸で約1時間会談した。

 日米同盟の抑止力・対処力を強化していく重要性を確認。今後も日米が国際秩序の中核を担う「グローバル・パートナー」であり続けることを申し合わせた。

 首相が在任中にバイデン氏と個別に会談するのは今回が最後。バイデン氏はこれまで3年間の首相の指導力をたたえ、ロシアの侵攻を受けた対ウクライナ支援や日韓関係の改善などを評価した。

 首相は「バイデン氏の力強いリーダーシップにより、日米同盟はかつてなく強固になった」と強調。両氏は、安全保障分野の日米協力を着実に深化させることで一致した。

 中国による東・南シナ海進出の動きに毅然(きぜん)として対応していく方針を確認。「台湾海峡の平和と安定の重要性」を主張する立場も改めて共有した。