東京メトロ“防水ゲート”閉じる訓練 大規模水害を想定

AI要約

東京メトロが、大規模な水害を想定した訓練を公開しました。

訓練では、荒川の氾濫想定に備えて防水ゲートの手順確認や止水板の設置などが行われました。

東京メトロは被害想定に基づき、対策を強化していく方針です。

東京メトロが、大規模な水害を想定した訓練を公開しました。

22日の訓練は、台風や大雨により荒川が氾濫した想定で、終電後の東京メトロ日比谷線内で行われました。

東京メトロの路線は8割以上が地下にあるため、地上から地下へつながるトンネルの入り口には水が入らないよう防水ゲートが設置されていて、訓練では閉める手順が確認されました。

また先月、市ヶ谷駅で集中豪雨による浸水被害が発生したことを踏まえ、駅の入り口に高さおよそ35センチの止水板を設置することや、浸水に備えて車両を安全な駅に退避させつつ、駅員も列車で避難する流れが確認されました。

東京メトロの担当者は、「訓練を重ねるとともに、最新の被害想定に基づいて対策を強化していきたい」としています。