JR東が輪軸記録書き換え 08~17年、公表せず

AI要約

JR東日本が、列車の車輪と車軸の組み立て作業において記録を書き換え、圧力を規定内におさめていたことが明らかになった。

圧力値が不正確だったため、安全性に問題はなかったが公表されていなかった。

国土交通省が詳細な経緯を調査するため、JR東日本と東京メトロに立ち入り検査を行うことが決定された。

 列車の車輪と車軸からなる輪軸の組み立て作業を巡り、JR東日本は20日、2008年から17年にかけて、かかった圧力を社内の規定内におさめるよう記録を書き換えていたと明らかにした。当時使っていた機器が示す圧力値が不正確だったためとしている。安全性に問題はなかったことなどから、公表しなかった。

 国土交通省は詳しい経緯などを調べるため、鉄道事業法に基づき、24日にもJR東を立ち入り検査する。また、不正があったと既に発表している東京メトロに対し、20日に立ち入り検査を行った。