輪島のトンネル、復旧工事中の4人が行方不明に 土砂崩れの可能性

AI要約

国土交通省の能登復興事務所によると、輪島市の中屋トンネルで作業員4人が行方不明になった。土砂崩れの可能性があり、捜索は天候待ち。

中屋トンネルは地震で崩れ、通行止めになっていた。復旧工事中であり、片側通行を始める準備中。

作業中の下請け3人と元請け1人が突然連絡が取れなくなり、複数の土砂崩れが発生している現場で捜索が困難。

輪島のトンネル、復旧工事中の4人が行方不明に 土砂崩れの可能性

 国土交通省の能登復興事務所(七尾市)によると、輪島市の中屋トンネル(1・26キロ)の復旧工事中をしていた作業員の男性4人が21日朝、行方不明になった。同事務所は土砂崩れに巻き込まれた可能性があるとみているが、現場付近は人も車も土砂に阻まれて近づけない状態で、天候の回復を待って捜索を始めるという。

 中屋トンネルは市内の門前地区と輪島地区を結ぶが、元日の地震で一部が崩れ、通行止めになっていた。今月25日に片側通行を始めるため、工事を進めていた。

 復興事務所によると、21日午前8時半ごろから計約60人で作業していたが、輪島側のトンネル入り口付近にいた下請けの3人と連絡がつかなくなった。

 元請けの1人が状況を確認するため、車でトンネル西側にある迂回路を通って、門前側にある現場事務所から輪島側の現場に向かっていたが、連絡がつかなくなったという。2つの現場近くでは複数の土砂崩れが発生しているという。(樫村伸哉)