元衆院議員明かす自民総裁選ウラ側「河野さんに入れたら日本が…」投票数と食事注文数が違うと…

AI要約

宮沢博行氏が自民党総裁選の裏側を明かし、支持不明な議員に対する工作や役職約束について言及。

宮沢氏自身の体験も交えつつ、総裁選での陣営の緊張感や戦術について述べる。

過去の総裁選でも、候補者の支持や選挙戦略についての舞台裏が暴露される。

元衆院議員明かす自民総裁選ウラ側「河野さんに入れたら日本が…」投票数と食事注文数が違うと…

 “パパ活不倫”報道から議員辞職した元衆院議員の宮沢博行氏(49)が21日、ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(土曜午前9時30分=関西ローカル)に出演。高市早苗氏、石破茂氏、小泉進次郎氏の“三つどもえ”となっている自民党総裁選(27日投開票)の“裏側”を明かした。

 番組では、ジャーナリストの青山和弘氏が解説。高市氏、石破氏、小泉氏以外で、下位が予想される候補を支持している議員に対して「ひきはがし」工作が盛んな現状と、支持不明な議員には役職を約束するなどの行為も行われていると指摘した。

 これに、宮沢氏が「当初からの推薦人とか、最初から応援してくれる人は“いいこと”あるでしょうけど、後から入ってきた人はどうかな? と思います」と言い、裏事情に言い及んだ。

 宮沢氏によると「全員の星取表があって、まだ(支持を)決めてない人には、電話攻撃をガンガン。で(相手に)『もうやめて!』って言われる。方々から(電話が)来てるからと」との状況が続くという。

 番組MCの東野幸治らが、電話に出ないケースを問うと「行ったりしますね。事務所へ」と言い、直接足を運んで、支持を説得するケースもあるとした。

 自身の体験として「安倍(晋三)さんと、石破(茂)さんが対決した時、安倍陣営にいたんですけど、出陣式の昼食会はカツカレーでした。カツカレーの数と、投票した数が2票違った」。東野らが続く話に色めき立つと、宮沢氏は「違います。単純に私が3杯食べました。でも『あの2票はどうしたんだ?』ってなりました。それぐらい(神経質に)」と、柔らかい話も添えて、陣営の緊張感を表現した。

 また、岸田文雄首相と河野太郎氏の決選投票になった21年の総裁選にも触れ、続けた。

 宮沢氏によると、当時3位の高市早苗氏の陣営について「高市陣営は、河野さんに入れたら日本がおかしくなるから、涙をのんで岸田さんに入れよう、と。そういう打ち合わせになってましたから」と暴露。

 さすがに、東野も「そんなこと言っていいんですか?」と心配しつつ、ツッコんだが、宮沢氏は「もういいです」と笑っていた。