小泉進次郎氏、大谷翔平の「圧倒的スピード」に思い重ねる「総裁選勝敗の行方は50-50」

AI要約

小泉進次郎氏が大谷翔平選手の活躍に言及し、圧倒的なスピードでの記録更新に注目した。

また、進次郎氏はイチローとの違いを指摘し、大谷の将来に期待を寄せている。

最後に、進次郎氏は自身の総裁選スタンスと大谷の活躍を重ね合わせ、次世代の評価を意識する姿勢を示した。

小泉進次郎氏、大谷翔平の「圧倒的スピード」に思い重ねる「総裁選勝敗の行方は50-50」

 自民党総裁選(27日投開票)に出馬している小泉進次郎元環境相(43)は21日、東京都内の選挙事務所で報道陣の取材に応じた。終盤戦に入る総裁選の戦略などについて語る中で、前人未到の「50-50」を超えて「51-51」まで到達したドジャース大谷翔平投手(30)の圧倒的な存在感についてコメントした。

 元高校球児で「迷ったらフルスイング」が持論の進次郎氏。大谷に関する質問が出ると「総裁選の勝敗の行方は50-50です」と、記録にからめながら、見通しを示した。

 一方、これまで誰もなしえたことのない活躍を続ける大谷を、どう見ているか問われると「私は、圧倒的なスピードで日本政治を変えたい、自民党の政策のスピードや強度を変えたいと言っているが、大谷選手は(実際に)圧倒的ですね。50-50もいきなり記録を達成したり。あまりにも1つ1つのことが次々に塗り替えられすぎて、逆に彼のすごさを実感する間もないくらいの速度で、圧倒的なところまで到達している」と、そのスピードの圧倒感をたたえた。

 また「野球を愛する元高校球児としては、違うタイプのイチローさんを見ている気がする」と主張。「イチローさんは当時、打った日ではなくて、打たなかった日がニュースになった。それはまさに偉人の証明で、何かを成し遂げることが当たり前になりすぎた」と述べ「大谷さんも、ここから例えば55-55のところまでいっても『ああ』という感じで(受け止められるかもしれない)。3日間打てない、ということがあれば、それくらいの方が逆にニュースになってしまう」と持論を述べた。

 その上で、自身の総裁選のスタンスに絡めながら「今、私が掲げている『圧倒的なスピードで変えていく』というところの圧倒さというのは、(大谷さんを)見ていて、感じるものがある」と、実際に圧倒的なスピードで記録を更新している大谷に、思いを重ねるように述べた。

 また「イチローさんがいかにすごい選手だったかということは、引退した後にみんな気付く。大谷さんもまだ早いですが、いつかはそういう時がくる。とんでもない選手を、我々の世代は見ていたんだと」と未来に思いをはせ「歴代の政治家のみなさんも言っているが、生きているうちは評価されない、と。そういうことを肝に銘じ、(大谷の活躍と)次元はまったく違いますが、あらためて、今の評価を求めるのではなく、次世代の評価を、という思いで頑張っていきたい」と口にした。【中山知子】