石破茂氏 進次郎氏評価も「最近の小泉さんの討論は注目されすぎて可哀想」

AI要約

石破茂元幹事長が自民党総裁選に立候補し、好調なスタートを切ったことが報じられている。

石破氏は世論調査で1位になりつつあるが、手応えを語ることは避けている。決選投票では小泉進次郎元環境相、高市早苗経済安保担当相との戦いに備えている。

小泉氏との関係や過去の経験についても触れられ、総裁選に向けた姿勢が示されている。

石破茂氏 進次郎氏評価も「最近の小泉さんの討論は注目されすぎて可哀想」

 自民党総裁選に立候補した石破茂元幹事長がこのほど、スポーツ紙の合同インタビューに応じた。総裁公選規程が設けられた1995年以降、最長の15日間の選挙戦も後半に突入。報道各社による次期総裁を問う世論調査では軒並み1位を獲得し、好調なスタートを切っている。折り返しを迎えた今、改めて思いを語った。

 石破氏は「なぜ1位なのかは分かりませんね」と答えた。選挙戦の手応えについてはこれまでの選挙でも回答しない姿勢を貫いているが、世論調査は目に見える一つの指標でもある。「1位になるために努力をしてきたわけではないが、これまで全国をこまめに回るようにし

 世論調査の結果を踏まえると、決選投票では小泉進次郎元環境相、高市早苗経済安保担当相と戦う可能性が高く「どちらが相手になったとしても、自分のやり方を通します」と力を込めた。2人の評価について聞くと、「小泉さんは非常に人を惹きつける魅力がある。高市さんは主義主張がシャープで訴求力もある一方、関西弁特有の親しみやすさもある」と話した。

 特に小泉氏とは21年総裁選で河野太郎デジタル相と3人で「小石河連合」を結んだ仲。小泉氏の父・小泉純一郎元首相政権だった02年9月~04年9月まで防衛庁長官を務めていたこともあり、「お父さんに抜てきしてもらわなければ、今の私はないと思っている」と振り返る。ゆえに思い入れもあり、「最近小泉さんの討論は注目されすぎていて、可哀想な部分もありますね」とした。

 総裁選はまだまだ続く。今回避けては通れないテーマである派閥裏金事件については「主権者である国民の方々が“やっぱり納得できない”という疑念があれば、それを払拭するための調査があるとは思う」とし、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の再調査については「総裁選後に国民から声が上がれば、それに応える責務が自民党にはあると思う」としたが、「今の時点で断定的なことを申し上げる材料を私は持っていません」と語った。