【速報】「全身全霊を注いできた。信頼回復に全力」と斎藤知事 兵庫県議会の冒頭で県民や職員に向けて発言 不信任案可決へ「辞職」か「解散」か明言避ける

AI要約

斎藤元知事の疑惑に関する兵庫県議会での不信任決議案提出の見通し。知事は信頼回復への努力を誓う。

疑惑の詳細と元局長の告発、調査の経過、および知事の文書問題についての対応。

知事が提出された不信任案に対し十日以内に解散か失職かの選択を迫られる状況。

【速報】「全身全霊を注いできた。信頼回復に全力」と斎藤知事 兵庫県議会の冒頭で県民や職員に向けて発言 不信任案可決へ「辞職」か「解散」か明言避ける

兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑を巡る問題で19日午後にも県議会で知事への不信任決議案が提出・可決される見通しです。

午前11時から始まった県議会で知事は「兵庫の未来のために、新たな施策や取り組みなどに全身全霊を注いできた。信頼回復に向けて最大限の努力を重ねる」と述べました。

斎藤知事の疑惑を巡っては、ことし3月、兵庫県の元西播磨県民局長が斎藤知事のパワハラ疑惑などを告発。

この訴えに対し当初斎藤知事は「業務時間中なのに、嘘八百含めて文章作って流すという行為は公務員としては失格」と話し、元局長は、県の公益通報窓口にも通報したものの、県は事実無根として、懲戒処分しました。

しかし、その後、疑惑の一部が事実であることが判明。

調査のため百条委員会が設置され元局長も証人として出席する予定でしたが、ことし7月に死亡しました。

19日の兵庫県議会では、各会派の全会一致で斎藤知事への不信任決議案を提出します。

不信任案が可決されると知事は10日以内に議会を解散するか、失職かの選択を迫られます。

斎藤知事は、県議会の冒頭、提出議案に関する説明を実施する前に、文書問題について触れ「信頼回復に向けて最大限の努力を重ねる」と述べました。

【兵庫県・斎藤元彦知事】「多くの県民の皆様にご心配をおかけしていることを改めて心よりお詫び申し上げます」

「県政を刷新し、新しい時代を見据えた道を切り開いていくことが、県民の皆様から負託を頂いた私の責務である」

「その思いから、知事就任以降、改革を着実に進めながら県民の幸せのために、兵庫の未来のために何が大切なのかを常に考え、新たな施策や取り組みなどに全身全霊を注いでまいりました」

「しかし、その過程で私の言動や、県の対応に関して厳しいご指摘を頂いております」

「文書問題調査特別委員会や第三者委員会の調査に誠実に対応し、県民の皆様への説明責任を果たしていくこと、そして反省すべき点、改めるべき点をしっかりと受け止め、日々の仕事に活かしていくことが、県政を前に進めていくうえで大切であるという風に考えております」

「県民や職員など多くの皆さんにご理解、ご協力を頂けるよう、信頼回復に向けて最大限の努力を重ねてまいります」

また、斎藤知事は19日朝の囲み取材で、不信任案が可決された場合の自身の選択について「県民の負託を3年前に頂いた。しっかり熟慮していきたい」と語り、19日中に判断するか明言しませんでした。