泉房穂氏が斎藤知事のコメントに落胆「自分、自分ですよね」ポスト斎藤には「私が出ることない」

AI要約

前明石市長で弁護士の泉房穂氏が、兵庫県議会で斎藤元彦知事の不信任決議案が可決されたことに対し、斎藤氏が辞任か議会解散を検討中であること、そして泉氏が斎藤氏の態度に失望し、ポスト斎藤についての動きが進行中であることを述べた。

泉氏は斎藤氏の対応に失望し、斎藤氏が自らを被害者として受け止める姿勢に疑問を呈している。また、斎藤氏に対し、県民のために責任を持つ姿勢を示すよう求めている。

さらに、ポスト斎藤についての情勢や泉氏自身の出馬についても触れられており、県政の展望についてもコメントがあった。

泉房穂氏が斎藤知事のコメントに落胆「自分、自分ですよね」ポスト斎藤には「私が出ることない」

 前明石市長で弁護士の泉房穂氏(60)が19日、カンテレの情報番組「newsランナー」(月~金曜午後4時45分)にオンライン出演。兵庫県議会の本会議で、斎藤元彦知事の不信任決議案が全会一致で可決されたことを受け、今後について語った。

 本会議後に取材に応じた斎藤氏は「県民の皆さんにおわびする。しっかり私自身が受け止めなければならない。今の状況を招いているのは私自身」とした上で、辞職か解散かについては「しっかりと考えることが大事。今すぐ判断はできない。重い判断。しっかりと考えて決断し、お伝えする」と明言を避けた。

 泉氏は「ショックですね。全会一致でこれほど重たい決議の後の囲み取材で、言葉は心からと言ってるけど、心から受け止める人は少ないと思いました。これまでの経過でこれから考えるテーマでもない。自分はまったく悪くない、自分は被害者という受け止めなのかという印象」と、ブレることのない斎藤氏の態度に失望した。

 重ねて、「自分、自分ですよね。政治家ですから、こういう状況に至った以上、県民にこれ以上迷惑、負担をかけないと、県民のことを考えてほしいと切に願います」と、言葉では「申し訳ない」と言いながらも、態度に申し訳なさが感じられない斎藤氏にがっかりした。

 今後、斎藤氏は10日以内に議会解散か辞職、失職を判断する。

 泉氏は、斎藤氏が議会を解散し、半数以上の候補を擁立してひっくり返そうとするなら筋も通るが、そうでないのであれば再び不信任案を突きつけられ辞職に追い込まれることは明白で、「単なる延命」と指摘。今後、行われる知事選では「問われるのは有権者」とし、合わせて「今回の斎藤知事を擁立したのは維新であり自民党。その方型が次、どういう対応をなさるのか。県民も各政党関係者も問われてくる」と語った。

 “ポスト斎藤”については「水面下で動きが始まっている」とした上で、「お願いしたいのは県民にとってふさわしい人の擁立」と希望。「出たい人は意外とたくさんいて調整も始まっている。斎藤氏以外の複数の立候補がある」との見通しを示したが、自身の出馬に関しては「私が出ることはないですからね」と手を振りながら全力で否定した。