東京メトロが“列車の車輪の組み立て作業のデータを改ざんしていた”と発表

AI要約

東京メトロは161の車両で車輪の組み立て作業のデータを改ざんし、安全に関する問題が発生したことが明らかになった。

不正は地下鉄日比谷線を除く161の車両に影響し、最大で34%を超える圧力がかけられたものもあった。

国土交通省の指示により行われた緊急点検で不正が発覚し、安全確認ができない車両は使用中止となった。

東京メトロが“列車の車輪の組み立て作業のデータを改ざんしていた”と発表

東京メトロはきょう、161の車両で車輪の組み立て作業のデータを改ざんしていたと発表しました。

東京メトロによりますと、グループ会社の「メトロ車両」は車輪を組み立てる作業中に、基準を超える圧力をかけていたにもかかわらず、基準値に収まるようデータを改ざんしていたということです。

不正は地下鉄日比谷線を除く161の車両で見つかり、最大でおよそ34%を超える圧力がかけられたものも確認されています。

東京メトロが車両を調べた結果、159の車両で安全確認できましたが、有楽町線・副都心線を走る残る2つの車両については基準を大きく上回る圧力がかかっていたため、使用を中止しているということです。

国土交通省はJR貨物のデータ改ざん問題を受け、全国の鉄道事業者に緊急点検の指示を出していて、その中の点検で不正が発覚したということです。