駅エレベーターに「優先レーン」設置へ 「ご協力」だけでは限界も 東京メトロで2駅目

AI要約

東京メトロは2024年9月19日から、有楽町線の豊洲駅でエレベーター優先レーンを試験設置する。

同様の取り組みは副都心線の明治神宮前〈原宿〉駅でも実施されており、車いす利用者や高齢者、ベビーカー利用者などが優先的にエレベーターを利用できるように促している。

東京メトロの目的は、車いすの人などが乗れないような状況を改善し、より明確に優先度を示すことにある。

駅エレベーターに「優先レーン」設置へ 「ご協力」だけでは限界も 東京メトロで2駅目

 東京メトロは2024年9月19日(木)から、有楽町線の豊洲駅(江東区)で、エレベーター優先レーンを試験設置します。このレーンは、車いす利用者や高齢者、ベビーカー利用者などが優先的にエレベーターに乗れるよう促すものです。

 同様の試みは2023年11月から、副都心線の明治神宮前〈原宿〉駅(渋谷区)でも実施されています。開始当時、東京メトロへレーン設置に至った経緯を聞いたところ、以下のような回答がありました。

「たとえば、車いすの人が並んでいてスペースがなく乗れない場合、空いているスペースに健常者が次々と入り、車いすの人が取り残されるようなケースがありました。今までも、譲り合いに協力いただいきたいという掲示はしていましたが、より明確化したということです」(東京メトロ)

 そのうえで「車いすをご利用のお客様やご高齢のお客様、ベビーカーご利用のお客様等がエレベーター優先レーンに並ばれている場合はお譲りいただきますよう皆様のご協力をお願いいたします」と呼びかけています。