福島の復興めぐり論戦 立候補の9人が演説
自民党総裁選での候補者は福島市で演説会を開催し、福島の復興に取り組む姿勢を示した。
候補者たちはALPS処理水の問題や福島の食材の輸出促進、災害予知体制の強化など、具体的な提案を行った。
16日には石川県での演説を控えており、震災復興に向けた取り組みを続けている。
自民党総裁選に立候補した9候補は15日、福島市で演説会を行い、福島の復興を進める考えを訴えました。
小林鷹之前経済安保相:
ALPS処理水の話。水産業を私たちは国家として応援していかなきゃいけないんです。総理になれば、中国政府と直接向き合ってこの問題を解決していきます。
林芳正官房長官:
次の復興、これをしっかり財源を確保して（これまでを）上回る財源をしっかりと確保して、この復興を成し遂げる。
小泉進次郎元環境相:
私が総理になったらこれは決着をさせたい。そう思ってる一つは風評被害です。この処理水の影響で今輸出ができないこの中国の問題もありますが、取り組みをさらに加速して進めていきたい。
上川陽子外相:
私が総理になれば、今も力を入れている福島のおいしい食材を外交の現場の中で（提供する）こうした動きを加速させて参ります。（輸入禁止国に）粘り強く交渉をし、規制を撤廃してまいります。
加藤勝信元官房長官:
福島からいただく桃、おいしいです。ぜひこういうおいしいお米や果物や水産物なんで輸入しないんです。何の根拠があるんですか。（輸入禁止の）完全な撤廃を目指してまいりましょう。
河野太郎デジタル相:
人口は減っているけども、人が人に寄り添うぬくもりのある温かい社会を、この日本のさまざまな地域でこれからも作っていく。維持していく。そのためのデジタル化でございます。
石破茂元幹事長:
私は遊びや冗談で防災庁を作ろうと言っているのではありません。気象庁の予算は600億しかない。そういうような予知をする体制をさらに高める。
茂木敏充幹事長:
廃炉という息の長い取り組みを完了して、初めて実現をする復興の取り組みを加速、列島改造によって、地方の活性化を図っていきたい。
高市早苗経済安保相:
本当に福島県復興への思い、東北復興への思い、そしてまた、能登半島も含めて被災地復興への思い。（時間は）まだかかるけどもやり遂げる。
16日は能登半島地震の被災地、石川県で震災復興などについて演説会を行います。
