津波、5.9mまで遡上確認 新潟・上越市で、能登半島地震

AI要約

気象庁が能登半島地震で各地に到達した津波の遡上高を発表し、新潟県上越市の高さが従来より0.1m高く5.9mだったことが明らかになった。

速報値を精査した結果、上越市の船見公園での遡上高が0.1m上昇し、新潟、富山、石川各県の沿岸部で高さが更新されることが分かった。

石川県能登町の内浦総合運動公園など複数の地点でも遡上高が更新され、日本海側に広く津波が到達したことが報告されている。

 能登半島地震で各地に到達した津波について、気象庁は11日、陸をさかのぼった高さを指す「遡上高」として最も高い新潟県上越市の数値が、これまでより0.1m高い5.9mだったと明らかにした。速報値で公表したデータを精査した結果、5.8mとしていた上越市の船見公園で0.1m高くなった。

 能登半島地震では日本海側に広く津波が到達し、気象庁は発生直後に新潟、富山、石川各県の沿岸部で現地調査した結果を速報値として公表していた。今回の精査により、石川県能登町の内浦総合運動公園で建物に残った痕跡高を4.0mから4.1mとするなど、新潟、石川の複数の地点で高さが更新された。