台風10号 防災グッズ“水のう袋”が完売「普段は全く売れてないんですけど」ドラゴンズ本拠地のドームでも対策進む
台風10号が東海地方に接近し、防災グッズの需要が高まっている。
名古屋市のホームセンターでは水のう袋や湯沸かしバッグなどが売れており、在庫が不足気味。
地震の影響もあり、防災意識が高まっている。
台風10号が東海地方に接近するのは9月1日から2日かけてとなる可能性が高まる中、防災グッズを購入して備える人も増えています。
(報告:平野菫記者)
「名古屋市のホームセンターです。レジの近く、目立つところに台風関連の防災グッズが置かれています」
名古屋市港区のホームセンター「コーナン南十番町店」では、先週から台風の接近に備えて防災グッズの特設コーナーを設置。
(コーナン南十番町店 川中弘智さん)
「(台風は)最初、今週の頭くらいの予報だったので、(防災グッズは)先週から売れ始めて。台風の速度が遅くなったので、今週も続けて売れている」
中でも売れているというのが…。
(コーナン南十番町店 川中弘智さん)
「水のう袋です。土のう袋の代わりになる商品。普段は全く売れてないんですけど、先週と今週で計50近くは売れている」
水を入れて繰り返し使える水のう袋。
29日午後1時過ぎには在庫が0になり完売。
(水のう袋を購入した人)
「使い終わったら水まきに使えるし、流せる。こっちの方が便利。今まで台風があったけど、そんなに気にしていなかった。今回、雨がすごいと聞いたので」
さらに、こんなものも。
(コーナン南十番町店 川中弘智さん)
「ここ最近売れている商品が、湯沸かしバック」
ガスや電気がなくても、水を入れて10分ほど待てば約90℃のお湯のできあがりです。
発熱剤と水が合わさり高温の蒸気が発生、電気・ガスがないところでも温かい食事を口にできます。
(コーナン南十番町店 川中弘智さん)
「地震の後から備蓄で買っていただけるお客さんが多い」
8月8日、宮崎県の日向灘で発生した地震以降、改めて注目されている防災グッズ。
(コーナン南十番町店 川中弘智さん)
「奥の小型の500ミリリットルの水は入ってくるようになったが、2リットルは発注しても、発注した数が入ってこない」
在庫の確保に店は苦労しているようです。
29日、水を購入した人は。
(水を購入した人)
「(台風が)ものすごく遅いので予定が組みにくい。水だけは余分に数日もつように」