河野デジタル相が出馬表明「裏金返納を」

AI要約

河野デジタル相が自民党総裁選出馬を表明し、党改革を柱に掲げる考えを示す。

河野氏は裏金議員への厳しい対応を強調し、国民の信頼を取り戻すため党改革に臨む姿勢を示す。

石破氏や小林議員との態度の違いや各陣営の裏金議員への対応には、温度差があることが明らかとなる。

混戦模様の自民党総裁選。26日、河野デジタル相が出馬表明した。河野氏は経験と突破力を武器に総裁選を戦う考え。

河野氏は午後2時から国会内で会見を開いた。発表した政策の柱は⓪党改革①憲法改正②外交・安保③経済・地域活性化④デジタル⑤防災・危機管理となっている。中でも注目は、党改革だ。

河野氏は、安倍派などの裏金問題をめぐる収支報告書への不記載について「不記載額の返納を求める」と踏み込んだ。河野氏は「失われた国民の信頼を取り戻すべく強い覚悟で党改革に臨む」と強調した。河野氏は会見で「政党・政治家に、民間企業並みのガバナンスとコンプライアンスを徹底する」と指摘。

河野陣営の幹部は今回の政策について「目玉政策は裏金議員への厳しい対応」と話している。

今回の総裁選における各陣営の裏金議員への態度には温度差がある。小林議員は“裏金議員”への対応をめぐり、政府や党のポスト起用について「国民の一定の理解が得られた時点で、適材適所」と含みを残している。一方、石破氏は次の選挙での公認について「公認するにふさわしいかどうか、徹底的に議論すべき」と、厳しい姿勢を見せている。