処理水放出に「海汚すな」 東京・新宿で抗議活動
福島第1原発で処理水の海洋放出が1年経過し、市民らが抗議活動を行った。
市民らは海を汚さず放出を止めるよう要求し、55人が参加した。
漁民たちは不安な状況で汚染水と共存しなければならないとの訴えがあった。
東京電力福島第1原発で処理水の海洋放出が始まって1年となった24日、脱原発を訴える市民らが東京・新宿駅前で抗議活動を行い、「海を汚すな」と放出を中止するよう訴えた。
主催した「さようなら原発1000万人アクション実行委員会」によると、55人が参加。「汚染水を海に流すな」などと書かれたプラカードや横断幕を掲げ、次々にマイクを握った。
実行委の井上年弘さん(66)は「福島の漁民たちは東電や政府の一方的な安全宣言で押し付けられ、不安の中で汚染水と共存しなければならない状況にある」と強調した。