# 社会運動

各地域のアーティストはハラスメントや労働環境改善にどう向き合っているのか。「美術に関わる脱中心の実践・2023・報告」レポート
7時間前

各地域のアーティストはハラスメントや労働環境改善にどう向き合っているのか。「美術に関わる脱中心の実践・2023・報告」レポート

近年、日本各地でアートに関わる人々の権利向上や制作環境改善の取り組みが見られることを受け、2023年12月11日、広島市内にある「加納実紀代資料室サゴリ」にてミーティング「美術に関わる脱中心の実践・2023・報告」が行われた。主催はアーティスツ・ユニオン(*1)。「加納実紀代資料室サゴリ」は長

ロンドンでプライド・パレード、沿道から大きな声援
2024.07.01

ロンドンでプライド・パレード、沿道から大きな声援

ロンドンで6月29日、性的マイノリティー(LGBTQ)の誇りを掲げる「プライド・パレード」が行われた。参加者らはハイド・パークからトラファルガー広場まで、ロンドン中心部を行進。沿道では大勢の人が声援を送った。このパレードは、NPO「プライド・イン・ロンドン」が主催するもので、今年

北陸電力志賀原発の廃炉求め集会 「能登地震は最後の警告」
2024.06.30

北陸電力志賀原発の廃炉求め集会 「能登地震は最後の警告」

 北陸電力志賀原発(石川県志賀町)の廃炉を求め、市民団体が30日、金沢市の公園で集会を開いた。全国から約1100人(主催者発表)が参加し、「能登半島地震は最後の警告だ」とシュプレヒコールを上げた。 各地の原発の運転差し止めを求める訴訟の原告やルポライター鎌田慧さんらが登壇し、原発

「山宣」知ってますか 治安維持法に反対、多面的な人物像に迫る 顕彰団体がブックレット作成
2024.06.30

「山宣」知ってますか 治安維持法に反対、多面的な人物像に迫る 顕彰団体がブックレット作成

 「山宣」の愛称で知られる京都府の宇治出身の政治家、山本宣治(1889~1929年)を顕彰する市民グループ「宇治山宣会」が、山宣の生涯や思想を紹介するブックレットを作った。39年の短い人生ながら、政治家や科学者など多面的な顔を持つ人物像に迫っている。 ブックレットは「反戦平和を貫

鹿児島県警の捜査資料廃棄促す文書「被告人に有利な証拠隠してきた」…冤罪被害者支援団体が抗議
2024.06.28

鹿児島県警の捜査資料廃棄促す文書「被告人に有利な証拠隠してきた」…冤罪被害者支援団体が抗議

 鹿児島県警が再審請求対策などとして、捜査資料の廃棄を促すような文書を作成していた問題で、各地の冤罪事件で被害者の支援活動を行っている日本国民救援会の県本部は27日、県警に抗議を申し入れた。 県警は昨年10月に発行した「刑事企画課だより」に「再審や国賠請求等において、廃棄せずに保

【今日は何の日:6月28日】1999年、オリコンシングル1位に坂本龍一さんのピアノソロ。心を解きほぐすようなあの曲はビタミン剤のCMとなって疲れた現代人を癒した。「24時間戦わなくていいんだよ」という時代を象徴
2024.06.28

【今日は何の日:6月28日】1999年、オリコンシングル1位に坂本龍一さんのピアノソロ。心を解きほぐすようなあの曲はビタミン剤のCMとなって疲れた現代人を癒した。「24時間戦わなくていいんだよ」という時代を象徴

1979(昭和54)年 第5回先進国首脳会議(G7サミット)が東京で開幕。日本開催の初のサミット。大平正芳首相が議長を務め、東京都港区元赤坂の迎賓館赤坂離宮を会場に、29日までの2日間開催。イスラム革命の勃発でイランの原油生産が激減したことによる第2次石油危機への対応が主要議題。カーター米大統

グレタさん、「絶滅への反逆」のデモ参加 フィンランド
2024.06.26

グレタさん、「絶滅への反逆」のデモ参加 フィンランド

【AFP=時事】スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリ(Greta Thunberg)さんが25日、フィンランドの首都ヘルシンキで行われたデモに参加した。 デモは気候変動危機を訴える環境団体「絶滅への反逆(Extinction Rebellion)」のフィンランド支部による「

「ウクライナ侵略を考える~『大国』の視線を超えて」著者、加藤直樹氏に聞く(3)ウクライナ市民への想像力を
2024.06.26

「ウクライナ侵略を考える~『大国』の視線を超えて」著者、加藤直樹氏に聞く(3)ウクライナ市民への想像力を

人権に敏感なはずの日本のリベラル系言論人、左翼運動諸潮流は、アメリカのイラク侵攻やイスラエルのガザ攻撃を批判しても、ウクライナを侵攻したロシアへのトーンが低い。そうした中でリベラル系言論人が提起する「即時停戦論」について、加藤直樹氏は、当事者であるウクライナ市民の視点が欠けていると批判。過酷な

「ウクライナ侵略を考える~『大国』の視線を超えて」著者、加藤直樹氏に聞く(2) 日本の平和運動の無自覚な「大国主義」
2024.06.25

「ウクライナ侵略を考える~『大国』の視線を超えて」著者、加藤直樹氏に聞く(2) 日本の平和運動の無自覚な「大国主義」

ロシア軍の侵攻のなか、絶え間ないミサイル攻撃に直面するウクライナ市民。『ウクライナ侵略を考える 「大国」の視線を超えて』(あけび書房)の著者、加藤直樹氏は、「侵略というテーマに日本の平和主義・反戦運動は向き合ってこなかった」と指摘する。何が問題なのか。加藤氏に聞く。インタビュー全4回 2/4 

核兵器禁止条約の批准へPRイベント開催 「核兵器廃絶を求めるコミュニティ拡大を」【長崎市】
2024.06.24

核兵器禁止条約の批准へPRイベント開催 「核兵器廃絶を求めるコミュニティ拡大を」【長崎市】

この春に発足した核兵器禁止条約への参加を日本政府に求める団体が、長崎市で今後の活動方針などをPRするイベントを開きました。一般社団法人「核兵器をなくす日本キャンペーン」は今年4月に発足しました。設立の狙いや活動内容などを知ってもらおうと、22日に長崎市でイベントを開

「ウクライナ侵略を考える~『大国』の視線を超えて」著者、加藤直樹氏に聞く(1)「反侵略」の立場から(全4回シリーズ)
2024.06.24

「ウクライナ侵略を考える~『大国』の視線を超えて」著者、加藤直樹氏に聞く(1)「反侵略」の立場から(全4回シリーズ)

ロシア軍の侵攻以降、ウクライナへの関心が日本でも高まった。日本のリベラル系知識人や言論人、左派の市民運動は、ウクライナ問題をどう捉えてきたのか。歴史修正主義やレイシズムを批判してきた著述家で社会運動家の加藤直樹氏は、近著『ウクライナ侵略を考える 「大国」の視線を超えて』(あけび書房・2024年

1人でもできるガザ反戦 「スタンディング」拡大
2024.06.23

1人でもできるガザ反戦 「スタンディング」拡大

 イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃中止を求め、街角で1人、プラカードを掲げて立つ「1人スタンディング」が地方でも広がっている。デモや街頭宣伝と違い、仲間を集めず、声も張り上げないとの簡便さもあり、これまで行動してこなかった人を呼び込んでいる。 栃木県栃木市の漫画家

約40年の激しい反対運動 ”苫田ダム”の歴史を振り返る 初の資料展29日から/岡山・鏡野町
2024.06.21

約40年の激しい反対運動 ”苫田ダム”の歴史を振り返る 初の資料展29日から/岡山・鏡野町

 建設を巡って約40年に及ぶ反対運動が繰り広げられた苫田ダムに関する資料の収集・保存に取り組んできた有志のグループが、ダム問題と阻止運動を振り返る初の資料展を29日から7月7日まで、岡山県苫田郡鏡野町竹田のペスタロッチ館で開く。 500戸を超える家屋が湖底に沈み、2004年度の完

「平和の少女像」イタリアに初設置へ 韓国以外では14体目
2024.06.19

「平和の少女像」イタリアに初設置へ 韓国以外では14体目

【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」がイタリアに初めて設置される。韓国市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」は19日、イタリア・サルデーニャ島のスティンティーノ市で22日午後7時(日本時間)に少女像の除幕式を行うと発表した。<

「クリティカル・ビジネス」時代がやってくる
2024.06.18

「クリティカル・ビジネス」時代がやってくる

社会運動・社会批判としての側面を強くもつビジネスの台頭について、『クリティカル・ビジネス・パラダイム』(プレジデント社)を出版した独立研究者、著作家の山口周に聞いた。オランダのスマートフォンスタートアップ、Fairphone(フェアフォン)をはじめ、21世紀に入ってから、社会運動

世界自然遺産を主導した元町長が語る胸中、「知床の不便さこそ宝」
2024.06.18

世界自然遺産を主導した元町長が語る胸中、「知床の不便さこそ宝」

 知床半島の「核心部」とも言われる知床岬。容易に人が立ち入れず、厳格に守られてきた岬で、携帯電話基地局の建設が始まった。秋には大規模な太陽光パネル設備が完成する計画だ。2005年に知床を世界自然遺産登録に導いた午来昌・元斜里町長(87)に心境を聞いた。 あの知床岬の台地をほじくっ

「香港は負けていない」国安法で指名手配の活動家が講演 「日本香港民主主義サミット」
2024.06.17

「香港は負けていない」国安法で指名手配の活動家が講演 「日本香港民主主義サミット」

香港の現状や未来を議論する「日本香港民主主義サミット」が17日、東京都国立市の一橋大で開かれた。香港当局に国家安全維持法(国安法)違反容疑で指名手配された民主活動家、劉祖廸(フィン・ラウ)氏=英国在住=は「香港が(中国に)負けたとの考えに同意しない」とし、日米欧の支持者らと連帯して自由化などを

香港デモから5年 香港の外で続く「民主化への戦い」 日本在住の香港の人ら約100人が東京・新宿で抗議デモ
2024.06.15

香港デモから5年 香港の外で続く「民主化への戦い」 日本在住の香港の人ら約100人が東京・新宿で抗議デモ

香港で民主化を求める、大規模な反政府デモが本格化してから5年、日本に住む香港の人など約100人が東京・新宿に集まり、デモ行進を行いました。主催者は「民主化への戦いはまだ終わっていない」として、香港の外で抗議デモを継続していく決意を改めて語りました。■2019年6月9

中国で人権活動家の女性に懲役5年 国家や政権を転覆させようとした罪
2024.06.14

中国で人権活動家の女性に懲役5年 国家や政権を転覆させようとした罪

中国の裁判所は14日、国家や政権を転覆させようとした罪で、人権活動家の女性に懲役5年の実刑判決を言い渡しました。女性は中国で性暴力を告発する活動も行っていました。支援者などによりますと中国の人権活動家・黄雪琴氏は、2019年以降、SNSなどで政府を批判する発言を投稿したほか、セク

中国でMeToo運動の女性記者に懲役5年 「国家転覆あおった」
2024.06.14

中国でMeToo運動の女性記者に懲役5年 「国家転覆あおった」

 中国で性暴力を告発する「#MeToo」運動に関わってきたことで知られる女性記者、黄雪琴氏が14日、広州市の裁判所から国家政権転覆扇動の罪で懲役5年の実刑判決を受けたことがわかった。支援者が明らかにした。黄氏は法廷で控訴する意向を示したという。 黄氏は、過去にセクハラ被害に遭って