福島第一原発 処理水の海洋放出開始から1年
福島第一原発の処理水の海洋放出が1年目を迎え、8回目の放出が進められている。
処理水の放出は原発周辺の海水のトリチウム濃度基準を下回っており、風評被害への賠償も進められている。
水産業者におよそ320億円が支払われ、190件の賠償が行われている。
福島第一原発の処理水の海洋放出開始から24日で1年です。現在は8回目の放出が進められています。
東京電力は廃炉を進める作業用地を確保するためとして、去年の8月24日に処理水の海洋放出を始めました。
これまでに7回の放出で5万4700トン余りの処理水が海に流され、今月7日からは通算8回目の放出が進められています。
この間、原発周辺の海水に含まれるトリチウム濃度は放出停止を判断する基準を大幅に下回っているということです。
また、処理水放出に伴う風評被害への賠償も進められていて、14日までにおよそ190件、320億円が水産業者に支払われています。