独自の放射性物質検査、首都圏店舗に「常磐もの」コーナーも 大手流通イオンの取り組み【処理水海洋放出1年】

AI要約

福島第一原発での処理水放出から1年が経過し、福島県産水産物の安全性への取り組みが続く。

イオンスタイルいわき小名浜では、安全な福島県産の水産物が販売されており、消費者の信頼を勝ち得ている。

イオンは独自の基準に基づいた放射性物質検査を継続し、安心して水産物を提供している。

独自の放射性物質検査、首都圏店舗に「常磐もの」コーナーも 大手流通イオンの取り組み【処理水海洋放出1年】

東京電力福島第一原発で、処理水の海への放出が始まってからあす、8月24日で1年です。国内消費の鍵を握る流通でも、取り組みは続いています。

浦部智弘アナウンサー「いわき市の総合スーパーでは、今朝獲れたばかりのカツオが並んでいます」

多くの買い物客でにぎわうイオンスタイルいわき小名浜。処理水放出以降、福島県産の水産物の安全安心の取り組みのアピールを続けています。

イオンリテール水産商品部・松本金蔵部長「(処理水)放出した時のお客様の声を拾いましたが、95%が『頑張ってください』、2011年みたいな風評被害は出ていないという認識」

イオンでは、震災の翌年から小名浜で水揚げされたカツオの販売を始め、2018年からは首都圏などの一部店舗で常磐ものを扱う特設コーナーを設けています。また、震災以降、イオンでは独自に水産物の放射性物質検査を行っていて、23日、検査の様子が初めて報道陣に公開されました。

イオンリテール水産商品部・松本金蔵部長「我々独自の基準をつくって(処理水)放出前から検査体制をして、いまも放出前と変わらない。安心して召し上がっていただきたい」