新潟・上越市長辞職せず 市議会から反発の声「工場勤務は高卒レベル」発言で辞職勧告決議

AI要約

新潟県上越市の中川幹太市長が辞職勧告を受けたが、辞任せずに留任を表明した。

市長は工場勤務に関する発言で議会から批判を受け、市民の期待に応えると述べた。

市議会から辞職勧告を受けた中川市長の進退について、議論が続いている。

新潟・上越市長辞職せず 市議会から反発の声「工場勤務は高卒レベル」発言で辞職勧告決議

「工場勤務は高卒レベル」と不適切な発言をし、議会から辞職勧告を受けた新潟県上越市の中川幹太市長(49)は23日の記者会見で、辞職しないことを表明した。中川氏は、理由について「応援してくれる方々の期待に応えたいとの思いが強くなった」と説明した。

中川氏によると、辞職し出直し選挙を行う選択肢もあったが、市政に空白期が生じると、市民生活に影響が出ると考えたという。

中川氏は、6月定例会の一般質問で、優秀な人材確保には大企業の誘致が必要ではないかとただされたのに対し、市内に工場を持つ大手化学メーカーの社名を挙げ、「工場では基本的に高卒レベルが働いている」と発言した。

その後、発言を撤回したが、市議会は7月19日の臨時会で、市長の辞職勧告決議案を可決。今月22日には市内で辞職を求める市民集会も開かれ、中川氏の進退が注目されていた。

市議会からは中川氏の判断について、「辞職を勧告した議会を愚弄するもの」と反発の声も出ている。