公共交通増便や自習室整備…魅力あるまちへアイデア 富山県高岡市の中学生発表

AI要約

富山県高岡市の中学生がまちづくりについて意見交換を行い、「未来の高岡、私たちの思い」を発表した。

中学生は論理的思考力を高める遠隔授業を受け、新たなサービスについて意見文をまとめた。

生徒たちは公共交通の増便や遊び場の充実、垂直避難のための高台整備などを提案し、慶応大学の教授が講評を行った。

公共交通増便や自習室整備…魅力あるまちへアイデア 富山県高岡市の中学生発表

 富山県高岡市のまちづくりについて中学生が意見を交わす「未来の高岡、私たちの思い」が20日、市生涯学習センターで開かれ、魅力ある高岡をつくるための考えを発表した。

 市内の中学生は慶応大SFC研究所(神奈川県)と連携し、論理的な思考力や論述力を高める「論理コミュニケーション」の遠隔授業に取り組んでいる。

 最終課題として「高岡市に必要だと思う新たなサービスは何か」をテーマに一人一人が意見文を書いた。

 この日は、意見文が表彰された2、3年生145人のうち133人が出席。生徒は自身や家族の経験など根拠を交え、公共交通の増便や自習室の整備を求めた。遊園地やおしゃれな商店街など遊び場の充実を期待する声も多く上がった。

 能登半島地震を受けて、「住宅街ごとに垂直避難ができる高台をつくってほしい」と防災に関する提案をする生徒もいた。慶応大大学院政策メディア研究科の梅嶋真樹特任准教授が講評した。