日本PTA全国協元参与を背任罪で起訴 工事代金1200万円水増し

AI要約

全国のPTA組織でつくる公益社団法人「日本PTA全国協議会(日P)」が、工事代金を水増しして被害を受けたとして、元参与が背任の罪で起訴された。

元参与は自らの利益を上乗せした工事代金を振り込ませ、計約1878万円の損害を日Pに与えたとされる。

捜査関係者によると、元参与と共謀した工事業者も背任容疑で書類送検された。

日本PTA全国協元参与を背任罪で起訴 工事代金1200万円水増し

 全国のPTA組織でつくる公益社団法人「日本PTA全国協議会(日P)」(東京都港区)発注の工事をめぐり、水増しした工事代金を日Pに支払わせて損害を与えたとして、さいたま地検は7日、日Pの元参与で会社役員青羽章仁容疑者(54)=さいたま市=を背任の罪で起訴し、発表した。

 起訴状によると、青羽容疑者は2022年8月10日~23年1月20日、日P所有のビル修繕工事で、自らの利益を上乗せした工事代金計約1878万円を9回にわたってさいたま市内の工事業者へ振り込ませ、日Pに計約1205万円の損害を与えたとされる。

 捜査関係者によると、埼玉県警は7月19日、この工事業者を、青羽容疑者と共謀し、日Pに損害を与えたとする背任容疑でさいたま地検に書類送検した。(浅田朋範)